Interstage Portalworks 管理者ガイド
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A.4.1 クライアント向けURLの設定
Portalworksでは、高度なポータル機能を実現するため、Webブラウザから接続先サーバへのアクセスがすべてPortalworksを経由するようにコンテンツ内のURLを書き換えています。
下図のように、WebブラウザとPortalworksサーバ間にSecurity Directorサーバを設置し、WebブラウザとSecurity Directorサーバ間がHTTPS通信、Security DirectorサーバとPortalworksサーバ間がHTTP通信でアクセスする場合、以下のような不具合が発生します。
- Portalworksはコンテンツ内のURLをPortalworks経由のURLに書き換えるため、Security Directorを経由せずに直接Portalworksサーバにアクセスすることになります。
- Security DirectorサーバとPortalworksサーバ間の通信がHTTP通信のため、Portalworksはコンテンツ内のURLをHTTP通信のURLに書き換えます。そのため、コンテンツ内のURLにはHTTP通信でアクセスすることになります。

このような場合、本機能を利用して、かならずHTTPS通信でSecurity Directorを経由するように設定することができます。
操作
- 以下のURLを指定してWebブラウザを起動します。
http://Portalworksサーバ名:ポート番号/portalworks/PWAdminSystem?cmd=sys_sdclient |
- Portalworksサーバ名:ポート番号
「Portalworksサーバ名」にはPortalworksがインストールされているサーバ名を指定します。「ポート番号」にはWebサーバで設定しているポート番号を指定します。「:ポート番号」はポート番号が80に設定されている場合、省略することができます。
- クライアント向けのプロトコル
- クライアントの使用するプロトコル (デフォルト)
クライアントからの要求に応じたプロトコルでURLを作成します。
- HTTP 固定
クライアントからの要求に関係なく HTTP を使用してURLを作成します。
- HTTPS 固定
クライアントからの要求に関係なく HTTPS を使用してURLを作成します。
- クライアント向けのサーバ名
URL作成時の接続サーバ名を指定します。
- 何も設定されていない場合
デフォルトでPortalworksサーバとなります。
- 任意の名前入力
(255文字までの任意の名前 有効文字は、RFC2396 参照)
例: Security Directorのサーバ名を指定します。
- クライアント向けのポート番号
URL作成時の接続サーバ名のポート番号を指定します。
- 何も設定されていない場合
デフォルトでPortalworksサーバのものとなります。
- 任意の番号入力
(有効範囲は、"1" 〜 "65535")
- 各項目を設定し、[設定]ボタンをクリックします。
- サーブレットを再起動します。(“サーブレットの起動と停止”を参照)
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