Interstage Portalworks 管理者ガイド

9.3.1 実行ログの概要

実行ログは、各サービスおよびエンジンの運用状態の履歴です。

Windowsの場合にはイベントログ、Solaris OE/Linuxシステムの場合にはsyslogとして出力されます。

実行ログには、以下の種類のメッセージがあります。

• 経過メッセージ
  サービスの起動/終了などの経過メッセージです。
• 警告メッセージ
  サービスの再起動などが必要ないレベルのエラーメッセージです。
• エラーメッセージ
  サービスの再起動などが必要なエラーメッセージです。

運用管理者は、出力されるメッセージの範囲を設定することができます。

設定方法については、“9.3.3 実行ログの設定”を参照してください。

通常の運用が行われている場合には、ログは不要です。ディスク消費量が増加していくため、トラブル発生時以外は定期的に削除を行ってください。問題が発生した場合には、実行ログを保存してください。

実行ログのメッセージ言語は、利用オペレーティングシステムにより以下のようになります。

• 
  オペレーティングシステムの言語に従って出力メッセージの言語が決まります。
• 
  英文メッセージが出力されます。

  
  Linuxの場合、実行ログを出力するには、以下の設定が必要です。実行ログが出力されない場合は、以下の設定を確認してください。

  設定方法

  1. "root"ユーザでログオンします。
  2. syslogの起動スクリプト /etc/rc.d/init.d/syslog を以下のように編集します。
     case "$1" in
     start）
     echo -n "Starting system logger: "
     daemon syslogd -r
  3. 以下のコマンドを実行し、syslogを再起動します。
     /etc/rc/init.d/syslog restart