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Systems Management Forum 2010 Spring  REVIEW

富士通株式会社
計画本部
ミドルウェア事業統括部
プロジェクト課長
本間 敦


クラウド環境での運用効率化のカギとなる 「見える化」と「自動化」の実践

ICTにかかわるコスト削減や利便性向上をもたらすものとして、大きな期待が集まるクラウドコンピューティング。すでに多くの企業が、クラウドへのステップである仮想化によるICTインフラの統合に着手している。ここでの成功のカギは、「見える化」「標準化」「自動化」に取り組んで運用サイクルを確立し、その実践結果を常に検証しながら継続的にICTインフラの最適化を図ることである。

[2010年5月25日掲載]



企業の間では、自社内にクラウド技術を活用したシステムインフラを構築・展開していこうという取り組みが進んでいる。これは、これまで個別に展開されてきたICTインフラを仮想化技術によって統合し、プラットフォームや運用の標準化・自動化を行うものだ。

その第一歩として仮想化によるサーバ統合で重要なのは、サーバの台数やOS、スペックなどの構成、およびCPUやメモリなどの使用状況を「見える化」することだ。「しかし、サーバの台数が多い、あるいは各拠点に点在しているなどの事情から、見える化が困難なケースも多いのです」と富士通の本間氏は指摘する。こうした問題を解消するのが富士通の「Systemwalker Service Quality Coordinator(システムウォーカー サービス クオリティ コーディネーター)」だ。個々のサーバからリソースの使用状況をインストールレスで容易に収集し、見たい情報をダッシュボードですぐに確認できる。こうした情報に基づいて、各サーバが仮想化による統合に適しているか否かを検討する。

仮想マシンの割り当てサイズの標準パターン化が効率化のポイント

次のステップが、VM(Virtual Machine:仮想マシン)への資源の割り当てである。富士通が勧めるのは、VMへ割り当てるリソースのパターン化だ。個々の業務システムに合わせてVMリソースを割り当てるのではなく、統合対象となるサーバのOS、ミドルウェアの組み合わせやリソース使用状況に基づいて、VMの割り当てサイズのパターンを絞ってあらかじめ設定しておく。「この逆転の発想が、運用・保守を効率化するポイントです。これにより業務システムに必要なリソースが不足した場合は、すぐにリソースが豊富なサーバに割り当てし直すことが可能です」と本間氏は強調する。

その後、作成した各VMのイメージを実際にサーバ上に配付していくわけだが、こういった局面を支援するため富士通は、VMの構成変更の簡便化やVMイメージの自動配付を行う「ServerView Resource Orchestrator(サーバビュー リソース オーケストレーター)」、「Systemwalker Software Configuration Manager(システムウォーカー ソフトウェア コンフィグレーション マネージャー) V14g」の提供を開始。ミドルウェアやアプリケーションの変更を簡単に行える。

そして、実際の運用段階においては、個々のVMはもちろん、共有リソースの状況も一元的に見える化しながら、稼働状況に応じてVMの移動やリソースの割り当てなどの変更を繰り返すという運用サイクルを確立し、最適化を目指していくことが重要だ。

一方、「定型的な各種運用・保守作業の自動化をワークフローによって実現する必要があります」と本間氏。そのために富士通は「Systemwalker Runbook Automation(システムウォーカー ランブック オートメーション) V14g」など、クラウド環境の構築・運用を効率化する新製品も発売。富士通内のクラウド環境で磨かれたこれら新製品に今後も注目していきたい。


図 : 「Systemwalker Service Quality Coordinator」のダッシュボード画面
VM統合環境でのCPUやメモリなどの共有リソースの一元管理で「見える化」を支援

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PDF Systems Management Forum 2010 Spring  REVIEW (800KB、1ページ)

本記事の内容は、日経BP社の許可のもと「2010年5月25日号 日経コンピュータ(日経BP社刊)」等より「Systems Management Forum 2010 Spring」レビュー記事を抜粋したものです。
記事作成時点の情報ため、その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

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