

[2007年6月29日掲載]
快適で高度なユーザインターフェースを提供するWeb2.0技術としてAjax技術(注1)が注目を集めています。クライアントサーバシステムで構築された多くの業務システムからもWebシステムへの移行手段としてAjaxの適用が進んできています。
クライアントサーバシステムやAppletを利用したシステムでは、業務の変更などによりアプリケーションに変更があるたびに、全てのクライアントにアプリケーション配付、インストールしなければなりません。変化への柔軟な対応が必要な今日において、クライアントサーバシステムの維持には莫大な管理コストがかかることになります。
しかし、多くの業務システムがWebシステムに移行せずに残っています。これまでのWebアプリケーションでは、操作性や表現力に制約があったり、データ送信のたびに画面の全面書き換えが発生したりするため、クライアントサーバシステムと同等のユーザビリティを実現できなかったためです。
この問題を解決する技術としてAjaxが注目を集めています。画面遷移せずにサーバとのやり取りを実行する非同期通信処理と画面の部分更新処理によって、クライアントサーバシステム並みの操作を実現することが可能となるためです。
Webフロントアプリケーション構築基盤:
Interstage Interaction Manager
≪関連記事≫
SOAガバナンスを実現する
富士通のミドルウェア
連載第3回
「フロントから始めるSOA」
[2007年12月21日掲載]

ようやく、クライアントサーバシステム並みのユーザビリティが確保できるWebシステム技術が登場してきたのですが、実装しようとすると意外と大変なのが実情です。
などがあげられます。
Interstage Interaction ManagerではAjax技術を採用したWebシステムの開発を効率化するためのAjaxフレームワークを提供しています。
HTMLの範囲では操作性や画面表現力に限界があります。Interstage Interaction Managerが提供するAjaxフレームワークでは、入力自動補完・フォーカス自動移動・ショートカットキー割当てなどの高機能なUI部品で、利用者の操作効率を大きく向上させることができます。また、スプレッドシート・タブパネル・カレンダーなど、直感的で分かりやすい部品によりユーザの作業効率を向上させることができます。

Interstage Interaction ManagerのAjaxフレームワークの使用は開発効率化とメンテナンスコストの削減にもつながります。従来は、リッチなWebアプリケーションを実現するためには、複雑なJavaScriptのプログラムの開発が必要でした。Interstage Interaction ManagerのAjaxフレームワークでは、業務アプリケーションで頻繁に使用する機能を部品化しているため、開発量を大幅に削減しかつ、ユーザビリティの高いWebアプリケーションを容易に開発することが可能となります。開発量が削減されることにより、保守性・再利用性が向上します。
例えば、タブ・スプレッドシート・カレンダーなどの画面部品や、フォーカス制御・ファンクションキー割当て・入力自動補完などの機能部品が整備されています。
また、難しい通信処理の隠蔽と簡易化、Javascriptとサーバ側Javaのデータ型を相互変換可能なコンバータ、操作ログ取得などの機能を提供しますので、通信部分の開発量も削減されます。

今回はInterstage Interaction ManagerのAjaxフレームワークについてご紹介しました。
Interstage Interaction Managerは、Webアプリケーション開発技法であるAjaxと企業ポータルの構築、企業ポータルに必要な認証処理など Webのフロントシステム構築のための仕組みを提供しています。例えば、様々なフロントの業務アプリケーションから、高い操作性を持つフロントのWebアプリケーションや、複数の業務を1つのブラウザ画面に自由に配置できるWebアプリケーションを構築できます。
(注1)
Ajax: Asynchronous JavaScript and XMLの略、JavaScriptの命令であるXMLHttpRequestを効率的に使うことにより、画面の非同期更新を可能にし、ユーザレスポンスのよい画面を作成することができるようになる。
(注2)
当社試行による測定結果。

第1回 「快適な操作性、画面表現力のあるWebシステムを高い生産性で実現」
[2007年6月29日掲載]
第2回 「クライアントサーバシステムのWeb化ならInterstage Interaction Manager」
[2007年7月31日掲載]
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連載第3回 「フロントから始めるSOA」 [2007年12月21日掲載]