NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションでは、全銀センタが定めるTCP/IP手順で全銀RCと通信します。
全銀RCとの通信制御の概要について説明します。
物理回線
物理回線は、全銀RCと接続するためのIPアドレスを代表するものです。
物理回線のIPアドレス(自システム側と全銀RC側)は、全銀センタとの契約時に通知・決定されます。
物理回線は最大4回線利用できます。
論理回線
論理回線は、物理回線ごとに全銀RCと接続するための通信ポートを代表するものです。
論理回線の通信ポート番号は、全銀センタとの契約時に通知・決定されます。
論理回線は、物理回線ごとに最大8回線利用できます。
LCN
LCNは、論理回線を利用して同時通信する業務データの識別番号です。
識別番号は、全銀センタとの契約時に決定されます。
識別番号は00~15の範囲で利用できます。
IPアドレス
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプション
物理回線ごとに全銀センタと事前に契約したIPアドレスを使用します。
全銀RC
物理回線ごとに全銀センタから付与された固定のIPアドレスが使用されます。
ポート番号
NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプション
論理回線ごとに全銀センタと事前に契約したポート番号を使用します。
全銀RC
論理回線ごとに固定のポート番号が使用されます。
TCPコネクション数
TCPコネクション数は、全銀センタと事前に契約したコネクション数となります。
TCPコネクションの接続
TCPコネクションの接続は、NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションから行います。
TCPコネクションの切断
TCPコネクションの切断は、全銀RCおよびNETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプションの双方から行うことができます。TCPコネクションの切断が行われた場合、NETSTAGE/FIC 全銀RC接続オプション側から再接続を行います。
物理回線、論理回線、LCNの関係を図1.2に示します。