ここでは、リソースのリソースプールへの登録について説明します。
テナント共通のクローニングイメージを作成するには、インフラ管理者用L-Serverを作成する必要があります。
インフラ管理者用L-Serverを作成するには、リソースをグローバルプールに登録する必要があります。
リソースプールへの登録が必要なリソースは、L-Serverの種別によって異なります。
リソースプール種別 | リソースプールに格納されるリソースの種別 | リソースプールへの登録方法 | サーバ種別ごとに登録する必要性 | |
---|---|---|---|---|
物理L-Server | 仮想L-Server | |||
VMプール | VMホストリソース | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.1 VMホストリソース」を参照してください | × | ○ |
サーバプール | 物理サーバリソース | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.2 物理サーバリソース」を参照してください。 | ○ | × |
ストレージプール | 仮想ストレージリソースまたはディスクリソース | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」を参照してください。 | ○ | ○ |
ネットワークプール | ネットワークリソースまたはネットワークデバイス(ファイアーウォール) | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.3 ネットワークリソース」または「7.4 ネットワークデバイス」を参照してください。 | ○ | ○ |
アドレスプール | アドレスセットリソース | 「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.6 アドレスセットリソース」を参照してください。 | ○ | ○ (*1) |
○: 必要
×: 不要
*1: RHEL5-XenまたはRHEL-KVMを利用する場合、MACアドレスの登録が必要です。
参考
リソースプールに登録されているリソースの設定変更、登録解除、および削除については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「12.3 リソースの操作」を参照してください。
物理L-Server
以下の手順で、リソースをグローバルプールに登録します。
サーバプールへの登録
物理サーバをサーバプールに登録します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.2 物理サーバリソース」を参照してください。
ストレージプールへの登録
利用するストレージリソースによって手順が異なります。
仮想ストレージリソースまたは事前に作成したディスクリソースを利用する場合
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」を参照してください。
iSCSIブートを利用する場合
iSCSIブートの操作コマンド(rcxadm iscsictl register)を実行して登録します。
rcxadm iscsictl registerコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.12 rcxadm iscsictl」を参照してください。
ネットワークプールへの登録
ネットワークリソースを作成して、ネットワークプールに登録します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.3 ネットワークリソース」を参照してください。
また、ネットワークデバイスを作成し、種別がFirewallについてはネットワークプールに登録します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.4 ネットワークデバイス」を参照してください。
アドレスプールへの登録
ブレードサーバの場合
WWNとMACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
WWNとMACアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createコマンドを実行します。
rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。
ラックマウント型サーバの場合
WWNに対してアドレスセットリソースの作成、およびアドレスプールへの登録が必要です。
MACアドレスは、物理ネットワークアダプターに付与されているMACアドレスを使用するため、アドレスセットリソースの作成と登録は必要ありません。
WWNをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createコマンドを実行します。
rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。
仮想L-Server
以下の手順で、リソースをグローバルプールに登録します。
VMプールへの登録
VMホストをVMプールに登録します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.1 VMホストリソース」を参照してください。
ストレージプールへの登録
利用するサーバ仮想化ソフトウェアによって手順が異なります。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」の「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。
【KVM】
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」の「仮想L-Serverの場合」を参照してください。
ネットワークプールへの登録
ネットワークリソースを作成して、ネットワークプールに登録します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.3 ネットワークリソース」を参照してください。
また、ネットワークデバイスを作成し、種別がFirewallについてはネットワークプールに登録します。
「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.4 ネットワークデバイス」を参照してください。
アドレスプールへの登録【Xen】【KVM】
MACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
MACアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createコマンドを実行します。
rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。