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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド

8.4 リソースのグローバルプールへの登録

ここでは、リソースのリソースプールへの登録について説明します。

テナント共通のクローニングイメージを作成するには、インフラ管理者用L-Serverを作成する必要があります。

インフラ管理者用L-Serverを作成するには、リソースをグローバルプールに登録する必要があります。

リソースプールへの登録が必要なリソースは、L-Serverの種別によって異なります。

表8.2 リソース種別ごとのリソースプールへの登録方法

リソースプール種別

リソースプールに格納されるリソースの種別

リソースプールへの登録方法

サーバ種別ごとに登録する必要性

物理L-Server

仮想L-Server

VMプール

VMホストリソース

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.1 VMホストリソース」を参照してください

×

サーバプール

物理サーバリソース

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.2 物理サーバリソース」を参照してください。

×

ストレージプール

仮想ストレージリソースまたはディスクリソース

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」を参照してください。

ネットワークプール

ネットワークリソースまたはネットワークデバイス(ファイアーウォール)

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.3 ネットワークリソース」または「7.4 ネットワークデバイス」を参照してください。

アドレスプール

アドレスセットリソース

「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.6 アドレスセットリソース」を参照してください。

○ (*1)

○: 必要
×: 不要
*1: RHEL5-XenまたはRHEL-KVMを利用する場合、MACアドレスの登録が必要です。

参考

リソースプールに登録されているリソースの設定変更、登録解除、および削除については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「12.3 リソースの操作」を参照してください。


物理L-Server

以下の手順で、リソースをグローバルプールに登録します。

  1. サーバプールへの登録

    物理サーバをサーバプールに登録します。
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.2 物理サーバリソース」を参照してください。

  2. ストレージプールへの登録

    利用するストレージリソースによって手順が異なります。

    • 仮想ストレージリソースまたは事前に作成したディスクリソースを利用する場合

      「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」を参照してください。

    • iSCSIブートを利用する場合

      iSCSIブートの操作コマンド(rcxadm iscsictl register)を実行して登録します。
      rcxadm iscsictl registerコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.12 rcxadm iscsictl」を参照してください。

  3. ネットワークプールへの登録

    ネットワークリソースを作成して、ネットワークプールに登録します。
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.3 ネットワークリソース」を参照してください。
    また、ネットワークデバイスを作成し、種別がFirewallについてはネットワークプールに登録します。
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.4 ネットワークデバイス」を参照してください。

  4. アドレスプールへの登録

    • ブレードサーバの場合

      WWNとMACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
      WWNとMACアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createコマンドを実行します。
      rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。

    • ラックマウント型サーバの場合

      WWNに対してアドレスセットリソースの作成、およびアドレスプールへの登録が必要です。
      MACアドレスは、物理ネットワークアダプターに付与されているMACアドレスを使用するため、アドレスセットリソースの作成と登録は必要ありません。
      WWNをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createコマンドを実行します。
      rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。


仮想L-Server

以下の手順で、リソースをグローバルプールに登録します。

  1. VMプールへの登録

    VMホストをVMプールに登録します。
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.1 VMホストリソース」を参照してください。

  2. ストレージプールへの登録

    利用するサーバ仮想化ソフトウェアによって手順が異なります。

    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」の「仮想ストレージリソースと物理L-Server用のディスクリソース」を参照してください。

    【KVM】
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.5 ストレージリソース」の「仮想L-Serverの場合」を参照してください。

  3. ネットワークプールへの登録

    ネットワークリソースを作成して、ネットワークプールに登録します。
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.3 ネットワークリソース」を参照してください。
    また、ネットワークデバイスを作成し、種別がFirewallについてはネットワークプールに登録します。
    「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.4 ネットワークデバイス」を参照してください。

  4. アドレスプールへの登録【Xen】【KVM】
    MACアドレスに対して、アドレスセットリソースの作成およびアドレスプールへの登録が必要です。
    MACアドレスをアドレスプールに登録するには、rcxadm addrset createコマンドを実行します。
    rcxadm addrset createコマンドについては、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.3.10 rcxadm addrset」を参照してください。