本章では、インストール後のセットアップについて説明します。
インストール後のセットアップ項目は以下のとおりです。
本製品で管理するリソースの登録
本製品で管理するリソースを登録します。
本製品で管理するリソースの登録については、「8.1 本製品へのリソースの登録」を参照してください。
インフラ管理者の登録
本製品のインストール時に作成したユーザーは、インフラ管理者とテナント管理者を兼任した、administrator (管理者)ロールが設定されています。このユーザーを使用して設定、運用を行うこともできますが、誤操作によってL-Platformの運用を停止させないように、新しくインフラ管理者のロールを設定したユーザーを登録し、そのユーザーで設定、運用を行うこともできます。
インフラ管理者のロールを設定したユーザーの登録については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「9.1 登録」を参照してください。
クローニングイメージの作成
クローニングイメージとは、OSをインストールしたサーバからシステムディスクの内容を採取し、別のサーバに配付できる状態で保存したものです。L-Serverを作成する際にクローニングイメージを配付すれば、OSやソフトウェアのインストール作業は必要ありません。L-Platform機能を使う場合、クローニングイメージが必要です。
システム全体で共通に利用するクローニングイメージは、インフラ管理者が作成します。L-Serverを1台構築してクローニングイメージを採取するか、既存のサーバからイメージを採取してください。
テナント管理者は、インフラ管理者が作成したクローニングイメージを用いてL-Platformを作成し、そこに含まれるL-Serverのシステムイメージを加工してからクローニングイメージを採取できます。これにより、テナント固有のクローニングイメージを作成できます。
詳細は、「8.6 クローニングイメージの採取と登録」を参照してください。
L-Serverテンプレートの作成
L-Serverテンプレートとは、L-Serverの仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を事前に定義したひな型です。
L-Serverテンプレートは、インフラ管理者が作成します。
詳細は、「8.5 L-Serverテンプレートの作成」を参照してください。
L-Platformテンプレートの作成
L-Platformテンプレートとは、複数階層のシステムを事前に定義したひな型です。
システム全体で共通に利用するL-Platformテンプレートは、インフラ管理者が作成します。
テナント管理者は、インフラ管理者が作成するL-Platformテンプレートを編集して、テナント固有のL-Platformテンプレートを作成できます。
詳細は、「8.7 L-Platformテンプレートの作成」を参照してください。