アプリケーションサーバ機能の標準インストールの手順について説明します。
なお、ここで説明する手順は、コンピュータの管理者、またはAdministratorsグループのメンバで行ってください。
“Interstage Business Application Server サーバパッケージ”のDVD-ROM媒体をコンピュータのDVD装置にセットし、表示される以下の画面で[インストール]を選択してください。
ポイント
DVD-ROMドライブの自動実行が有効になっていない場合は、以下のコマンドを実行してください。
[DVD-ROMドライブ]:\autorun.exe
注意
インストールDVD-ROMは、本製品をインストールするコンピュータのDVD-ROMドライブにセットしてください。他のコンピュータのDVD-ROMドライブにセットされたインストールDVD-ROMをリモートで接続した場合、インストーラが正常に動作しないことがあります。
1. [サーバタイプの選択]画面で、[アプリケーションサーバ機能をインストール]を選択し、 [次へ]をクリックしてください。
2. [インストールタイプの選択]画面で、[標準インストール]を選択し、 [次へ]をクリックしてください。
注意
標準インストールを選択した場合、Interstage Business Application Serverで使用する予定のポート番号がすでに使用された状態であるとき、警告メッセージが表示されます。[インストールの確認]画面で、[変更する]を選択してポート番号の変更を行ってください。
3. [インストールの確認]画面で、インストール内容を確認してください。
表示された内容でインストールする場合、[変更しない]をチェックしたまま、[次へ]をクリックしてください。[セットアップステータス]画面が表示され、インストールが開始されます。
以降は、表示された内容を変更する場合の手順です。[変更する]をチェックしたあと、[次へ]をクリックしてください。
4. [インストール先の選択]画面で、Interstage Business Application Serverのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
インストールフォルダ名には以下の文字を指定できます。
半角英数字
半角スペース
「-」
「_」
これら以外の文字を指定すると、サービス登録に失敗して、インストールがハングアップすることがあります。ハングアップした場合には、インストール時のトラブル対処方法の“■サービスの登録に失敗しハングアップした場合”を参照して対処してください。
一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。
Windows Server 2003上でインストールする場合、[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックし、表示された[フォルダの選択]画面で以下の操作を行うと、[フォルダの選択]画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。
不当なフォルダ(ドライブ名がないなど)を入力し、再入力をうながすダイアログで[OK]をクリックする
[キャンセル]をクリックし、再度[インストール先の選択]画面から素早く[参照]をクリックする
[フォルダの選択]画面から別の画面をアクティブな状態にする
上記の場合、[キャンセル]をクリックして[フォルダの選択]画面を終了させ、再度[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックして、[フォルダの選択]画面で正しいフォルダを入力してください。
マルチサーバ管理機能を使用する場合は、“5.1 マルチサーバ管理機能”にも注意してください。
5. [インストール先の選択]画面で、フレームワークのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
新規にInterstage Business Application Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。
以下の製品から移行する場合で、移行前と同じフォルダにフレームワークをインストールする場合は、上記画面でフレームワークのインストール先を指定します。
Interstage Apcoordinator V5.0
Interstage Application Server Plus V5.0
例
Interstage Apcoordinatorを「C:\Apcoordinator」にインストールしていた場合、同じフォルダにフレームワークをインストールするには、フレームワークのインストール先のフォルダとして「C:\Apcoordinator」を指定します。
Interstage Application Server Plusを「C:\」にインストールしていた場合、同じフォルダにフレームワークをインストールするには、フレームワークのインストール先のフォルダとして「C:\APC」を指定します。
移行前と同じフォルダにフレームワークをインストールすると、移行前のアプリケーションサーバで使用していたクラスパスの設定のうち、フレームワークのJARファイルについては変更の必要がありません。標準で設定されているフォルダにフレームワークをインストールした場合は、移行前のクラスパスの設定を書き換える必要があります。フレームワークのJARファイルのパスを標準のインストール先に合わせて修正してください。
注意
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
6. [インストール先の選択]画面で、JDKのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
新規にInterstage Business Application Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。
注意
インストールする“Java SE”のバージョンごとに設定します。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
“5.4 JDK/JRE”を参照してください。
7. [Interstage管理コンソールの運用形態の選択]画面で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
8. [Interstage Java EE管理コンソールの運用形態の選択]画面で、Interstage Java EE管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage Java EE管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
注意
本画面での設定は、Java EE 5機能に対して有効です。
9. [ポート番号の設定]画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は、1~65535の範囲の半角数字です。
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
Interstage管理コンソール | 12000 |
Webサーバ | 80 |
CORBAサービス | 8002 |
10. 選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、以下の[ポート番号の再設定]画面が表示されます。
ポート番号を変更する場合は、未使用のポート番号を入力し、[OK]をクリックしてください。
ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックしてください。その場合、Interstage Business Application Serverの運用を開始する前に、重複したポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、ポートが重複しないようにする必要があります。
11. [メッセージマニュアルのインストール選択]画面で、メッセージマニュアルのインストール有無を選択します。Interstage管理コンソールから直接メッセージマニュアルを参照可能にする場合、[メッセージマニュアルをインストールする。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
ポイント
[メッセージマニュアルをインストールしない。]を選択してインストールし、その後、Interstage管理コンソールからメッセージマニュアルを参照するようにする場合は、以下の作業を実施してください。なお以下はC:\Interstageにインストールした場合を例に説明します。
“C:\Interstage\gui\msgman”フォルダを作成してください。
インストールDVD-ROM内の“\msgman”配下に存在する
“ismsg.zip”を“C:\Interstage\gui\msgman”配下に複写してください。
コンピュータを再起動してください。
12. [インストール先の選択]で、J2EE共通ディレクトリを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、J2EE共通ディリクトリの作成先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
13. [Java EE機能のポート番号の設定]で、Interstage Java EE DASサービスが使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、“Interstage Application Server システム設計ガイド”の“ポート番号”-“Interstage Java EE DASサービス”の説明を参照して変更してください。
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
HTTPリスナポート | 28080 |
運用管理用HTTPリスナポート | 12001 |
IIOPポート | 23600 |
IIOP_SSLポート | 23601 |
IIOP_MUTUALAUTHポート | 23602 |
JMX_ADMINポート | 8686 |
注意
本画面での設定は、Java EE 5機能に対して有効です。
14. [インストール先の選択]で、Java EE共通ディレクトリを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、Java EE共通ディレクトリの作成先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
本画面での設定は、Java EE 5機能に対して有効です。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
Java EE共通ディレクトリをデフォルト値から変更する場合は、存在しないフォルダ、または配下にファイルやフォルダが存在しない空フォルダを指定してください。ただし、いずれの場合も親フォルダは存在する必要があります。
Java EE共通ディレクトリをデフォルト値から変更する場合は、半角スペースを含むパスを指定することはできません。
15. [高信頼性ログ機能の選択]画面で、インストールする高信頼性ログ機能を選択します。高信頼性ログのClient機能を使用する場合には、[Client機能]を選択して[次へ]をクリックしてください。高信頼性ログのClient機能とServer機能をあわせて使用する場合には、[Client機能+ Server機能]を選択して[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)には、本画面の問い合わせは行われません。高信頼性ログClient機能が選択されます。
16. [インストール先の選択]画面で、高信頼性ログClient機能のインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合には、本画面の問い合わせは行われません。
高信頼性ログClient機能のインストール先には、高信頼性ログServer機能、またはSymfoware Serverのインストール先とは異なるディレクトリを指定してください。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
17. [インストール先の選択]画面で、高信頼性ログClient機能のConnection Managerのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合には、本画面の問い合わせは行われません。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
18. [制御ファイル格納先の選択]画面で、高信頼性ログClient機能のConnection Managerの制御ファイル格納先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、格納先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合には、本画面の問い合わせは行われません。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
19. [インストール先の選択]画面で、高信頼性ログServer機能のインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
インストール先は、NTFS形式のドライブに設定してください。
以下の場合、本画面の問い合わせは行われません。
Symfoware Serverがインストール済みの場合
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)
[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
高信頼性ログServer機能のインストール先には、高信頼性ログClient機能、またはSymfoware Server Clientのインストール先とは異なるディレクトリを指定してください。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
20. 高信頼性ログServer機能を選択した場合、[制御ファイル格納先の選択]画面で、高信頼性ログ機能の制御ファイル格納先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、格納先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
インストール先は、NTFS形式のドライブに設定してください。
以下の場合、本画面の問い合わせは行われません。
Symfoware Serverがインストール済みの場合
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)
[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
21. 高信頼性ログServer機能を選択した場合、[格納文字コード系の選択]画面で、高信頼性ログ機能の格納文字コードを選択し、[次へ]をクリックしてください。
注意
以下の場合、本画面の問い合わせは行われません。
Symfoware Serverがインストール済みの場合
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)
[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
22. [インストールの確認]画面で設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
なお、インストール機能として選択した機能のセットアップ処理も自動的に実行されます。
注意
インストール中に[キャンセル]をクリックして中断した場合、インストールフォルダが残る場合があります。必要に応じて削除してください。
23. インストール中は以下の[セットアップステータス]画面が表示されます。
注意
セットアップステータス表示中に、“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)したり、[Cancel]、[キャンセル]をクリックしないでください。
これらの操作を実行した場合、インストールがハングアップしたり、インストール資源が削除されずに残る場合があります。インストール時のトラブル対処方法の“■セットアップステータスでハングアップした場合”または“■インストール資源が残る場合”を参照して対処してください。
24. 高信頼性ログ機能インストール中は以下の画面が表示されます。
注意
以下の場合、上記のインストール処理は行われません。
Symfoware Server Clientがインストール済みの状態で、[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
Symfoware Server Client、およびSymfoware Serverがインストール済みの状態で[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能+Server機能]を選択した場合
25. インストール後に再起動が必要な場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。
[完了]をクリックし、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータを再起動してください。
インストール完了後、 “4.5 インストール後の作業”を行ってください。
なお、インストール時にトラブルが発生した場合は、“4.6 インストール時のトラブル対処方法”を参照して対処してください。
注意
[完了]をクリックした後は、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。
[完了]をクリック後、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるまでの間に、コンピュータの操作を行った場合に発生する現象と対処方法を以下に記します。
コンピュータの再起動
再起動が行われない場合や、再起動までに時間がかかる場合があります。
再起動が行われない場合には、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、再起動の操作を行います。
アンインストール
インストール画面が表示される場合があります。
インストール画面が表示された場合には、[キャンセル]をクリックし、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、アンインストール操作を行います。
インストール資産が残る場合があります。
インストールフォルダ配下に残っている不要なフォルダやファイルを削除します。
アプリケーションサーバ機能のカスタムインストールの手順について説明します。
なお、ここで説明する手順は、コンピュータの管理者、またはAdministratorsグループのメンバで行ってください。
“Interstage Business Application Server サーバパッケージ”のDVD-ROM媒体をコンピュータのDVD装置にセットし、表示される以下の画面で[インストール]を選択してください。
ポイント
DVD-ROMドライブの自動実行が有効になっていない場合は、以下のコマンドを実行してください。
[DVD-ROMドライブ]:\autorun.exe
注意
インストールDVD-ROMは、本製品をインストールするコンピュータのDVD-ROMドライブにセットしてください。他のコンピュータのDVD-ROMドライブにセットされたインストールDVD-ROMをリモートで接続した場合、インストーラが正常に動作しないことがあります。
1. [サーバタイプの選択]画面で、[アプリケーションサーバ機能をインストール]を選択し、 [次へ]をクリックしてください。
2. [インストールタイプの選択]画面で、[カスタムインストール]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
3. [インストール先の選択]画面で、Interstage Business Application Serverのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、 [次へ]をクリックしてください。
注意
インストールフォルダ名には以下の文字を指定できます。
半角英数字
半角スペース
「-」
「_」
これら以外の文字を指定すると、サービス登録に失敗して、インストールがハングアップすることがあります。ハングアップした場合には、インストール時のトラブル対処方法の“■サービスの登録に失敗しハングアップした場合”を参照して対処してください。
一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。
Windows Server 2003上でインストールする場合、[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックし、表示された[フォルダの選択]画面で以下の操作を行うと、[フォルダの選択]画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。
不当なフォルダ(ドライブ名がないなど)を入力し、再入力をうながすダイアログで[OK]をクリックする
[キャンセル]をクリックし、再度[インストール先の選択]画面から素早く[参照]をクリックする
[フォルダの選択]画面から別の画面をアクティブな状態にする
上記の場合、[キャンセル]をクリックして[フォルダの選択]画面を終了させ、再度[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックして、[フォルダの選択]画面で正しいフォルダを入力してください。
マルチサーバ管理機能を使用する場合は、“5.1 マルチサーバ管理機能”にも注意してください。
4. [インストール機能の選択]画面で、インストールする機能をチェックし、[次へ]をクリックしてください。
使用する機能をチェックした場合、選択した機能を使用するために必要な機能についても自動的にチェックされます。
また、チェックボックスがグレー表示されているものについては、画面上で選択された機能を使用する場合に必要な機能です。グレー表示された機能については、それらの機能を必要としている機能のチェックが外れた場合に、グレー表示が解除され、チェックをはずすことが可能となります。
注意
本画面で表示している[必要な容量]よりもさらに約140Mバイトの空き容量が、Interstage Business Application Serverのインストール先に指定したドライブに必要です。十分な空きを確保してください。
5. [インストール先の選択]画面で、フレームワークのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
新規にInterstage Business Application Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。
以下の製品から移行する場合で、移行前と同じフォルダにフレームワークをインストールする場合は、上記画面でフレームワークのインストール先を指定します。
Interstage Apcoordinator V5.0
Interstage Application Server Plus V5.0
例
Interstage Apcoordinatorを「C:\Apcoordinator」にインストールしていた場合、同じフォルダにフレームワークをインストールするには、フレームワークのインストール先のフォルダとして「C:\Apcoordinator」を指定します。
Interstage Application Server Plusを「C:\」にインストールしていた場合、同じフォルダにフレームワークをインストールするには、フレームワークのインストール先のフォルダとして「C:\APC」を指定します。
移行前と同じフォルダにフレームワークをインストールすると、移行前のアプリケーションサーバで使用していたクラスパスの設定のうち、フレームワークのJARファイルについては変更の必要がありません。標準で設定されているフォルダにフレームワークをインストールした場合は、移行前のクラスパスの設定を書き換える必要があります。フレームワークのJARファイルのパスを標準のインストール先に合わせて修正してください。
注意
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
6. [JDKまたはJREの選択]画面で、[JDK]または[JRE]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
注意
Java監視機能を使用する場合、“■Java監視機能を使用する場合”を参照してください。
7. [インストール先の選択]画面で、JDK、またはJREのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、 [次へ]をクリックしてください。なお、表示される画面は、JDKをインストールする場合とJREをインストールする場合で異なります。
以下は、JDKをインストールする場合に表示される画面です。
以下は、JREをインストールする場合に表示される画面です。
新規にInterstage Business Application Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。
注意
インストールする“Java SE”のバージョンごとに設定します。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
“5.4 JDK/JRE”を参照してください。
8. [Interstage管理コンソールの運用形態の選択]画面で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
9. [Interstage Java EE管理コンソールの運用形態の選択]画面で、Interstage Java EE管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage Java EE管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
注意
本画面での設定は、Java EE 5機能に対して有効です。
10. [ポート番号の設定]画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は、1~65535の範囲の半角数字です。
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
Interstage管理コンソール | 12000 |
Webサーバ | 80 |
CORBAサービス | 8002 |
11. 選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、以下の[ポート番号の再設定]画面が表示されます。
ポート番号を変更する場合は、未使用のポート番号を入力し、[OK]をクリックしてください。
ポート番号を変更しない場合は、[無視]をクリックしてください。その場合、Interstage Business Application Serverの運用を開始する前に、重複したポート番号を使用しているアプリケーションを停止し、ポートが重複しないようにする必要があります。
12. [メッセージマニュアルのインストール選択]画面で、メッセージマニュアルのインストール有無を選択します。Interstage管理コンソールから直接メッセージマニュアルを参照可能にする場合、[メッセージマニュアルをインストールする。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
ポイント
[メッセージマニュアルをインストールしない。]を選択してインストールし、その後、Interstage管理コンソールからメッセージマニュアルを参照するようにする場合は、以下の作業を実施してください。なお以下はC:\Interstageにインストールした場合を例に説明します。
1. “C:\Interstage\gui\msgman”フォルダを作成してください。
2. インストールDVD-ROM内の“\msgman”配下に存在する
“ismsg.zip”を“C:\Interstage\gui\msgman”配下に複写してください。
3. コンピュータを再起動してください。
13. 本画面は、以下の場合に表示されます。
MessageQueueDirectorを選択した場合、かつ
Interstage Business Application Serverのインストールフォルダが、NTFSでない場合
MessageQueueDirectorは、NTFS上にインストールする必要があります。Interstage Business Application ServerのインストールフォルダがNTFSでない場合、[インストール先の選択]画面が表示されます。MessageQueueDirectorをインストールするNTFS上のフォルダを設定し、[次へ]をクリックしてください。
注意
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
14. [インストール先の選択]画面で、J2EE共通ディレクトリを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、J2EE共通ディレクトリの作成先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
15. [Java EE機能のポート番号の設定]で、Interstage Java EE DASサービスが使用するポート番号を指定し、[次へ]をクリックしてください。ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。
それぞれ以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、“Interstage Application Server システム設計ガイド”の“ポート番号”-“Interstage Java EE DASサービス”の説明を参照して変更してください。
機能 | ポート番号の初期値 |
---|---|
HTTPリスナポート | 28080 |
運用管理用HTTPリスナポート | 12001 |
IIOPポート | 23600 |
IIOP_SSLポート | 23601 |
IIOP_MUTUALAUTHポート | 23602 |
JMX_ADMINポート | 8686 |
注意
本画面での設定は、Java EE 5機能に対して有効です。
16. [インストール先の選択]で、Java EE共通ディレクトリを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、Java EE共通ディレクトリの作成先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
本画面での設定は、Java EE 5機能に対して有効です。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
Java EE共通ディレクトリをデフォルト値から変更する場合は、存在しないフォルダ、または、配下にファイルやフォルダが存在しない空フォルダを指定してください。ただし、いずれの場合も親フォルダは存在する必要があります。
Java EE共通ディレクトリをデフォルト値から変更する場合は、半角スペースを含むパスを指定することはできません。
17. [Java EE 6機能で使用するJDKの選択]画面は、以下の場合に表示されます。
・ 「Java EE 6(アプリケーション開発用)」を選択した場合
本画面で、使用するJDKのバージョンを選択し、[次へ]をクリックしてください。なお、インストール機能としていずれかのバージョンのJava SE(JDK)のみを選択した場合は、本画面は表示されずに選択したバージョンのJDKがJava EE 6機能で使用するJDKとして設定されます。
注意
本画面での設定は、Java EE 6機能に対して有効です。
18. [高信頼性ログ機能の選択]画面で、インストールする高信頼性ログ機能を選択します。高信頼性ログのClient機能を使用する場合には、[Client機能]を選択して[次へ]をクリックしてください。高信頼性ログのClient機能とServer機能をあわせて使用する場合には、[Client機能+ Server機能]を選択して[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)には、本画面の問い合わせは行われません。高信頼性ログClient機能が選択されます。
19. [インストール先の選択]画面で、高信頼性ログClient機能のインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合には、本画面の問い合わせは行われません。
高信頼性ログClient機能のインストール先には、高信頼性ログServer機能、またはSymfoware Serverのインストール先とは異なるフォルダを指定してください。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
20. [インストール先の選択]画面で、高信頼性ログClient機能のConnection Managerのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合には、本画面の問い合わせは行われません。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
21. [制御ファイル格納先の選択]画面で、高信頼性ログClient機能のConnection Managerの制御ファイル格納先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、格納先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合には、本画面の問い合わせは行われません。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
22. [インストール先の選択]画面で、高信頼性ログServer機能のインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
インストール先は、NTFS形式のドライブに設定してください。
以下の場合、本画面の問い合わせは行われません。
Symfoware Serverがインストール済みの場合
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)
[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
高信頼性ログServer機能のインストール先には、高信頼性ログClient機能、またはSymfoware Clientのインストール先とは異なるフォルダを指定してください。
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
23. 高信頼性ログServer機能を選択した場合、[制御ファイル格納先の選択]画面で、高信頼性ログ機能の制御ファイル格納先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、格納先のフォルダを設定して、[次へ]をクリックしてください。
注意
インストール先は、NTFS形式のドライブに設定してください。
以下の場合、本画面の問い合わせは行われません。
Symfoware Serverがインストール済みの場合
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)
[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
“インストールフォルダに関する注意事項”を参照してください。
24. 高信頼性ログServer機能を選択した場合、[格納文字コード系の選択]画面で、高信頼性ログ機能の格納文字コードを選択し、[次へ]をクリックしてください。
注意
以下の場合、本画面の問い合わせは行われません。
Symfoware Serverがインストール済みの場合
Symfoware Server Clientがインストール済みの場合(Symfoware Serverが同時にインストール済みの場合を除く)
[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
25. [インストールの確認]画面で、入力内容の確認を行い、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
なお、インストール機能として選択した機能のセットアップ処理も自動的に実行されます。
26. インストール中は以下の[セットアップステータス]画面が表示されます。
注意
セットアップステータス表示中に、“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)したり、[Cancel]、[キャンセル]をクリックしないでください。
実施した場合、インストールがハングアップしたり、インストール資源が削除されずに残る場合があります。インストール時のトラブル対処方法の“■セットアップステータスでハングアップした場合”または“■インストール資源が残る場合”を参照して対処してください。
27. 高信頼性ログ機能インストール中は以下の画面が表示されます。
注意
以下の場合、上記のインストール処理は行われません。
Symfoware Server Clientがインストール済みの状態で、[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能]を選択した場合
Symfoware Server Client、およびSymfoware Serverがインストール済みの状態で[高信頼性ログ機能の選択]画面で[Client機能+Server機能]を選択した場合
28. インストール完了後に再起動が必要な場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。
[完了]をクリックし、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータを再起動してください。
インストール完了後、 “4.5 インストール後の作業”を行ってください。
なお、インストール時にトラブルが発生した場合は、“4.6 インストール時のトラブル対処方法”を参照して対処してください。
注意
[完了]をクリックした後は、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。
[完了]をクリック後、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるまでの間に、コンピュータの操作を行った場合に発生する現象と対処方法を以下に記します。
コンピュータの再起動
再起動が行われない場合や、再起動までに時間がかかる場合があります。
再起動が行われない場合には、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、再起動の操作を行います。
アンインストール
インストール画面が表示される場合があります。
インストール画面が表示された場合には、[キャンセル]をクリックし、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、アンインストール操作を行います。
インストール資産が残る場合があります。
インストールフォルダ配下に残っている不要なフォルダやファイルを削除します。