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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

2.3 Java Persistence API (JPA)

Java Persistence API(以降、JPAと略します)は、EJB 3.0規約から派生したJavaオブジェクトの永続化と、リレーショナルデータベースとのO/Rマッピングを行うJavaのAPIです。
Java EEアプリケーションで業務データをリレーショナルデータベースに永続化する場合、Java Persistence APIの採用を推奨します。業務データのオブジェクトを、Java Persistence Entity、またはEntityと呼びます。Entityは、Enterprise JavaBeanまたはEntity Beanの種類の1つではありません。このオブジェクトは、普通のJavaオブジェクト(POJO)であり、特定のインタフェースを実装する必要がありません。このため、永続化に必要なコード量が削減されます。

JPAは、サーブレット、JSP、EJBアプリケーションやJava EEアプリケーションクライアントから使用できます。また、JPAはコンテナがない環境でも動作させることができるため、Java SEスタンドアロンアプリケーションでテストすることにより開発生産性が向上します。ただし、Java SEスタンドアロンアプリケーションでの利用は動作保証外であるため、業務運用時には必ずコンテナの実行環境(IJServerクラスタ)で使用してください。