Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.104 mpatmlog(ログ収集コマンド)

■機能説明

指定したサーバへ、ログの収集を行います。

■記述形式

mpatmlog

-H サーバ名 [IPアドレス [NAT]] [-A ログ識別名] [-L | -S] [-U YES | NO ] [-C YES | NO ]

■オプション

-H サーバ名:
ログ収集を依頼するサーバを指定します。IPアドレスの指定も可能です。

ASCII(128文字以内)で指定します。サーバ名には“TRANS”を指定することはできません。

IPアドレスを指定する場合、先頭に0をつけると8進数での指定扱いとなりますので、先頭に0は指定しないでください。

IPアドレス:
被管理サーバ(部門管理サーバ、業務サーバ、運用管理クライアント)から運用管理サーバへ通信が可能な運用管理サーバのIPアドレス

IPアドレスを指定する場合、先頭に0をつけると8進数での指定扱いとなりますので、先頭に0は指定しないでください。

本オプションは、“-H”オプションの直後に指定してください。

本オプションは以下の場合に使用します。

NAT:
本オプションは、NAT環境で、運用管理サーバから被管理サーバ(部門管理サーバ、業務サーバ)へ通信するためのIPアドレスと、被管理サーバ(部門管理サーバ、業務サーバ)から運用管理サーバへ通信するためのIPアドレスが異なる場合に指定します。

本オプションは、“IPアドレス”オプションの直後に指定してください。

-A ログ識別名:
ログ識別名は、ASCII(80文字以内)で指定します。半角英数字および“-”(ハイフン)以外の文字列を指定した場合は、エラーになります。ただし、“-”については、先頭や末尾に入力した場合にエラーとなります。
-L | -S :
本オプションは、クラスタシステム上のローカルディスク上のみ、または共有ディスク上のみのログ収集を実行する場合に指定します。

ローカルディスク上のみの場合は“-L”を、共有ディスク上のみの場合は“-S”を指定します。

クラスタシステムでない場合は、“-L”が指定されたもの(ローカルディスク上のみ)として処理します。

-U YES | NO :
収集時のログデータの改ざんチェックを行う場合は“YES”、行わない場合は“NO”を指定します。

本オプションを省略した場合は、“NO”が指定されます。

なお、V13.2.0以前の被管理サーバに対して、改ざんチェックオプションを指定した場合は、エラー終了します。

-C YES | NO :
収集時にログデータを圧縮する場合は“YES”、行わない場合は“NO”を指定します。

本オプションを省略した場合は、“NO”が指定されます。

■復帰値

0:
すべての被管理サーバのログ収集が正常終了しました。
1:
一部の被管理サーバのログ収集がエラー終了しました。
2:
収集対象のログがありません。
20:
ログデータの内容の変更を検出しました。
255:
すべての被管理サーバのログ収集がエラー終了しました。

■参照

表:監査ログ管理用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例

サーバServer1内のログ収集を行う例

mpatmlog -H Server1

サーバServer1内のログ識別名log1だけのログ収集を行う例

mpatmlog -H Server1 -A log1

サーバ名Server1のログ収集を改ざんチェック実施で行います。

mpatmlog -H Server1 -U YES

サーバ名Server1のログを圧縮して収集を行います。

mpatmlog -H Server1 -C YES

■実行結果/出力形式

mpatm: 情報: 2: mpatmlogコマンドを開始します。
[警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]


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