Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第3章 運用管理サーバの環境構築> 3.19 利用機能により必要な環境設定

3.19.3 性能監視機能を利用する場合の環境設定

性能監視機能を利用するために行う設定について説明します。

■FTPサーバに対する設定

ネットワーク性能監視機能により収集・蓄積した情報を、性能情報出力機能により出力するためには、運用管理サーバ上のFTPサーバに対して以下に示す設定を行う必要があります。

◆ディレクトリアクセス権の設定

以下のディレクトリに対して、アクセスするアカウントに応じて読み取り、および、書き込みアクセス権を設定します。アクセスするアカウントは、性能情報出力の[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで指定します。

【Windows版】

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfMgr


【Solaris版/Linux版】

/opt/FJSVspmmg/tmp/tmp
/opt/FJSVspmmg/tmp/regular

◆仮想ディレクトリの設定【Windows版】

FTPサーバで、エイリアス名を“MpTrfMgr”として、“ディレクトリアクセス権の設定”でアクセス権を設定したディレクトリを設定します。

■アップデートモジューの適応

部門管理サーバ、業務サーバのバージョンレベルが古い場合、サーバ性能監視機能で作成したポリシーを配付することができません。この場合は、Systemwalker Centric Managerのインストール媒体(CD-ROM)に格納されている性能監視のupdateパッを部門管理サーバ、業務サーバに適用する必要があります。アップデートモジュールとその適用方法の詳細が、以下に格納されています。

【Windows】

【UNIX】

■SNMPエージェントに対する設定【Solaris版/Linux版】

◆コミュニティ名の変更

【Solaris 7/8/9】

SNMPエージェントのコミュニティ名を変更(注)しているサーバで、性能監視のサーバ性能情報を収集する場合、以下の2つのファイルにコミュニティ名を定義する必要があります。

注) SNMPエージェントのファイルは、次の2つのファイルです。

ここでは、SNMPエージェントに設定されているコミュニティ名を、“FUJITSU”と仮定して説明します。

設定が完了しましたら、性能監視システム性能収集エージェントとSNMPエージェントを再起動します。

# /etc/init.d/init.snmpdx stop
# /opt/FJSVspmex/etc/rc/K00swpmexa stop
# /opt/FJSVspmex/etc/rc/swpmexa start

【Solaris 10以降】

Solaris 10 以降で必要な性能監視の設定はありません。

◆アクセス許可するホストの設定【Linux版】

“性能監視(システム性能収集)機能”をインストールした場合、以下のとおり編集する必要があります。
SNMPパケットの受付けを許可するホストのIPアドレスを"10.20.30.40"と仮定して説明します。

[設定ファイル]

/etc/snmp/snmpd.conf

[変更前]

com2sec systemwalker default public

[変更後]

com2sec systemwalker 10.20.30.40 public

設定ファイルを編集後はSNMPエージェントを再起動します。

# /etc/init.d/snmpd stop
# /etc/init.d/snmpd start

許可するホストが複数存在する場合は、それぞれ定義を行います。

[変更前]

com2sec systemwalker default public

[変更後]

com2sec systemwalker 10.20.30.40 public
com2sec systemwalker 10.20.30.41 public

設定ファイルを編集後はSNMPエージェントを再起動します。

# /etc/init.d/snmpd stop
# /etc/init.d/snmpd start


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