Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第3章 運用管理サーバの環境構築> 3.19 利用機能により必要な環境設定

3.19.2 Web連携機能を利用する場合の環境設定

Web連携機能を利用する場合に行う設定について説明します。

ディレクトリ(エイリアス)の設

WWWサーバプログラムに対するディレクトリ(エイリアス)の設定方法を説明します。

Internet Information Server/Internet Information Servicesの場合

IIS 4.0またはIIS 5.0またはIIS6.0がインストールされているサーバに運用管理サーバをインストールした場合、以下のどれかの場合は、Web連携のセットアップは行われずにインストールが終了しています。

このような場合には、上記の事項を確認後、以下のコマンドを使用してWeb連携をセットアップします。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\alias.exe


なお、IIS6.0の場合は、運用管理サーバをインストール後にコマンドプロンプトより以下のコマンドを実行してください。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\mpiis6Cset.bat

Apacheの場合

はじめに、httpd.conf(Solaris標準付属のApacheの場合は、/etc/apache配下、それ以外のApacheの場合は、インストール先のhttpdコマンドに-Vオプションつきで起動した結果から確認)内の“ResourceConfig”設定行がコメント化されている場合は、コメントを外してください。

次にsrm.conf(httpd.confと同じディレクトリに存在します。)内に、以下のレコードを設定します。

ScriptAlias /MpScript/      "/opt/systemwalker/inet/scripts/"
Alias /Systemwalker/CentricMGR/  "/opt/FJSVfsjvc/java/classes/"
Alias /SystemWalker/CentricMGR/  "/opt/FJSVfsjvc/java/classes/"
Alias /Systemwalker/        "/opt/systemwalker/inet/wwwroot/"
Alias /SystemWalker/        "/opt/systemwalker/inet/wwwroot/"

Apache2の場合

Apache2の/usr/local/apache2/conf/httpd.conf (標準インストール時)ファイルを以下の手順で編集します。

(OSがLinuxの場合は、/etc/httpd/conf/httpd.conf)

  1. httpdプロセスのグループ設定

    (OSがLinuxの場合は、必要ありません。)

    初期では、設定されていないので、以下の編集を行ってください。

    [編集前]

    #Group #-1

    [編集後]

    Group nobody


  2. サーバ名の設定

    初期では設定されていないので、以下の編集を行ってください。

    [編集前]

    #ServerName new.host.name:80

    [編集後]

    ServerName Apache2がインストールされているサーバのホスト名:80


  3. ドキュメントへのAlias設定

    “Alias”の最終に、以下のレコードを追加します。

     Alias /Systemwalker/CentricMGR/ "/opt/FJSVfsjvc/java/classes/"
     Alias /SystemWalker/CentricMGR/ "/opt/FJSVfsjvc/java/classes/"
     Alias /Systemwalker/ "/opt/systemwalker/inet/wwwroot/"
     Alias /SystemWalker/ "/opt/systemwalker/inet/wwwroot/"


  4. スクリプトへのAlias 設定

    “ScriptAlias”の最終に、以下のレコードを追加します。

    ScriptAlias /MpScript/ "/opt/systemwalker/inet/scripts/"


  5. ディレクトリのアクセス権の設定

    以下の設定を追加します。

    <Directory "/opt/systemwalker/inet/scripts">
     AllowOverride None
     Options FollowSymLinks
     Order allow,deny
     Allow from all
    </Directory>
    <Directory "/opt/FJSVfsjvc/java/classes">
     AllowOverride None
     Options FollowSymLinks
     Order allow,deny
     Allow from all
    </Directory>
    <Directory "/opt/systemwalker/inet/wwwroot">
     AllowOverride None
     Options FollowSymLinks
     Order allow,deny
     Allow from all
    </Directory>


  6. 初期設定の文字コード指定の設定

    初期設定での指定では日本語が文字化けするので以下の編集を行ってください。

    [編集前]

    #AddDefaultCharset ISO-8859-1

    (注:環境によっては“ISO-8859-1”以外の文字コードが指定されている場合があります。)

    [編集後]

    AddDefaultCharset Off

その他のWWWサーバの場合

WWWサーバの説明書に従い、以下の設定を行ってください。

【Windows版】

仮想ディレクトリ

ディレクトリ名

仮想ディレクトリのプロパティ

/Systemwalker/CentricMGR/

Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\java\classes

「読み取り」付加

/Systemwalker/

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\inet\wwwroot

「読み取り」付加

/MpScript/

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\inet\scripts

「実行権」付加(CGIが格納されています)

【Solaris版/Linux版】

仮想ディレクトリ

ディレクトリ名

仮想ディレクトリのプロパティ

/Systemwalker/CentricMGR/

/opt/FJSVfsjvc/java/classes/

「読み取り」付加

/SystemWalker/CentricMGR/

/opt/FJSVfsjvc/java/classes/

「読み取り」付加

/Systemwalker/

/opt/systemwalker/inet/wwwroot/

「読み取り」付加

/SystemWalker/

/opt/systemwalker/inet/wwwroot/

「読み取り」付加

/MpScript/

/opt/systemwalker/inet/scripts/

「実行権」付加(CGIが格納されています)

◆アクセス権の登

Systemwalkerのインストール時には、アクセス権を設定していませんが、Systemwalkerが運用管理製品であるという性質上、不特定多数のWWWクライアントからのアクセスを許可するべきではありません。Web連携機能のアクセス権制御は各WWWサーバが持つアクセス権制御機能に準じます。このため、SystemwalkerのWeb連携機能のアクセスを制御する場合は、各WWWサーバの説明書を参照して設定してください。セキュリティ上の問題を回避するために、極力アクセス権制御の設定を行うことをお勧めします。

SystemwalkerのWeb連携機能としてアクセス権制御の対象となるのは以下のURLです。

対象URL

ファイルの役割

http://運用管理サーバのホスト名/Systemwalker/

htmlファイルが格納されているディレクトリ

http://運用管理サーバのホスト名/MpScript/

CGIファイルが格納されているディレクトリ

■Windows SharePoint Services環境での設

WWWサーバプログラムに対するWindows SharePoint Services、およびIIS(Internet Information Server/Internet Information Services)の設定について説明します。

ディレクトリ(エイリアス)の設定”の設定で、Web連携のページが表示された場合は、本設定は必要ありません。

運用管理サーバにWindows SharePoint Servicesがインストールされている場合、以下の設定を行う必要があります。

◆Windows SharePoint Servicesでの設定

Web連携で使用している仮想ディレクトリをWindows SharePoint Servicesの管理対象から除外します。

除外するパスは以下の3つです。

運用管理サーバで以下の作業を実施してください。

  1. [スタート]-[管理ツール]-[SharePointのサーバ管理]を選択し、管理画面を表示する。
  2. [仮想サーバーの構成]ページで、[仮想サーバ設定の構成]を選択する。
  3. [仮想サーバーのリスト]ページで、[既定のWebサイト]を選択する。
  4. [仮想サーバーの設定]ページの[仮想サーバーの管理]の[管理パスの定義]を選択する。
  5. [管理パスの定義]ページで、[新しいパスの追加]の[パス]入力欄に、除外するパスを入力する。
  6. [種類]の[エクスクルード パス]を選択し、[OK]ボタンをクリックする。
  7. 除外するパスすべてに対して、手順5と手順6の作業を実施する。

◆IISでの設定

Web連携で使用している仮想ディレクトリに対して、匿名アクセスを有効にします。

匿名アクセスを有効にするパスは以下の3つです。

運用管理サーバで以下の作業を実施してください。

  1. [スタート]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービスIIS)マネージャ]を選択し、管理画面を表示する。
  2. [既定のWebサイト]を選択する。
  3. 匿名アクセスを有効にするパスを選択し、[プロパティ]画面を表示する。
  4. [ディレクトリセキュリティ]タブの[認証とアクセス制御]の[編集]ボタンをクリックする。
  5. [認証方法]画面の[匿名アクセスを有効にする]を有効にして[OK]ボタンをクリックする。
  6. [プロパティ]画面で[OK]ボタンをクリックする。
  7. 匿名アクセスを有効にするすべてのパスに対して、手順3から手順6の作業を実施する。

■[Systemwalker Webコンソール] (モバイル版)の設

[Systemwalker Webコンソール](モバイル版)を使用するには、運用管理サーバで、セッション管理ファイ(sysmode.ini)の設定を行います。

以下の5項目について、設定変更を行うことができます。

次のファイルに設定をします。セッション管理ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

【Windows版】

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\mppcgui\web\sys_conf\sysmode.ini


【Solaris版/Linux版】

/opt/systemwalker/inet/web/sys_conf/sysmode.ini

■ヘルプデスクを使用する場【Windows版】

以下の作業を実施した場合は、IISを再起動してください。

再起動後、設定内容が反映されます。

■資源配付機能を使用する場合【Solaris版/Linux版】

資源配付機能を使用する場合は、/tmpディレクトリに対して、WWWサーバプロセスのユーザ、またはグループによる「読み取り権」「書き込み権」「実行権」を付加してください。


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