NetCOBOL Studio 使用手引書
目次 索引 前ページ次ページ

付録B トラブルシューティング

B.4 リモート開発に関する問題


 

1. サーバとの連携時にsttyコマンドがエラーとなる。

SolarisまたはLinuxサーバとの連携時にsttyコマンドがエラーとなり、失敗する。

エラーメッセージ

(Linuxの場合)

ホストでのコマンド処理中にエラーが発生しました。

stty:標準入力:無効な引数です

(Solarisの場合)

ホストでのコマンド処理中にエラーが発生しました。

stty::引数が正しくありません。


【対処】

.bashrcファイル(bash使用時)または.cshrcファイル(csh使用時)に記述している、sttyコマンドをコメントにしてください。

例えば、以下のように記述している場合、

stty erase ^H

次のように変更します。

#stty erase ^H


 

2. サーバとの連携時にNetCOBOL Studioがフリーズする。

SolarisまたはLinuxサーバとの連携時にサーバからの応答がなく、NetCOBOL Studioがフリーズする。

【対処】

.bashrcファイル(bash使用時)または.cshrcファイル(csh使用時)に、ユーザの入力を要求して応答待ちを引き起こすスクリプトなどが記述されている場合に発生します。

ユーザの入力を要求するなど応答待ちになるスクリプトを、ファイルから削除します。


 

3. 「コマンドの送信中にエラーが発生しました。リモート側から接続がリセットされました。」のエラーが表示される。

SolarisまたはLinuxサーバとの連携時に、「コマンドの送信中にエラーが発生しました。リモート側から接続がリセットされました。」のエラーとなり、サーバへ接続できない。

【対処】

ドメイン名とIPアドレスを管理するDNS(Domain Name System)の設定によっては、rexecデーモンが行う接続元PCのホスト名の逆引きに失敗することがあります。

サーバの/etc/hostsファイルを編集して、ローカルPCの、以下の情報を追加してください。

追加する情報

IPアドレス  ホスト名


 

4. テキストファイルの転送で改行コードが変換されない。

Linuxのファイル転送(FTP)にvsftpdを使用している場合、テキストファイルを転送すると改行コードがWindowsの改行コード(0x0d0a)のままとなり、Unixの改行コード(0x0a)にならない。

【対処】

vsftpdの設定が改行コードを変換しないようになっていることが原因です。

改行コードの変換を有効にするには、/etc/vsftpd/vsftpd.confファイル内でコメントアウトされている次の行の先頭の#を削除する必要があります。

修正前

#ascii_upload_enable=YES

#ascii_download_enable=YES

修正後

ascii_upload_enable=YES

ascii_download_enable=YES


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007