ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第5部 リファレンス> 第15章 収集テンプレート

15.3 Oracle Database Severの設定方法

Oracleを管理対象にする場合は、[ORA]セクションの以下のキーを定義します。

項目

定義内容

定義例

[ORA]

セクション名です。変更しないでください。

ORA

DCAID

Oracleを監視するための固有のIDです。変更しないでください。

"ORA"

SID

「Oracleインスタンス名」を設定します。

ここで設定する名前はリソースIDの先頭に付加されます。

ORCL

USERNAME

Oracleにアクセスし、動的パフォーマンスビューから情報を取得するためのユーザ(DBAロールを付与した管理者ユーザ)のIDを入力します。

通常、Oracleのデフォルトでは"system"です。デフォルトから変更する場合は、「15.3.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法」を参照してください。

System

PASS

Oracleにアクセスし、動的パフォーマンスビューから情報を取得するためのユーザ(DBAロールを付与した管理者ユーザ)のパスワードを入力します。

通常、Oracleのデフォルトでは"manager"です。デフォルトから変更する場合は、「15.3.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法」を参照してください。

manager

VER

監視するOracleインスタンスのバージョンを記述します。「X.X.X」という形式で記述してください。

9.0.2

ORAHOME

監視するOracleのORACLE_HOMEの内容を設定します。

/opt/app/9iee/product/9.2.0

定義例は以下です。

   :

#########################################

# Oracle Information

[ORA]
DCAID="ORA"
SID = ORCL
USERNAME = system
PASS = manager
VER = 9.0.2
ORAHOME="/opt/app/9iee/product/9.2.0"

   :

二つ以上のOracleインスタンスを監視する場合は、以下の定義を行います。

  1. セクションを追加し、パラメータを設定します。

    セクションは、テンプレート内で自由に定義可能ですが、セクション名がテンプレート内で重複しないように定義します。ここでは、「ORA2」というセクションを追加した例を記述します。

    複数のOracleインスタンスを監視する場合も、「DCAID」キーの値は変更せず、「"ORA"」と定義してください。

    <定義例>

       :

    #########################################

    # Oracle Information

    [ORA]
    DCAID="ORA"
    SID = ORCL
    USERNAME = system
    PASS = manager
    VER = 9.0.2
    ORAHOME="/opt/app/9iee/product/9.2.0"

    [ORA2]

    DCAID="ORA"

    SID = ORCL2

    USERNAME = system

    PASS = manager

    VER = 9.0.2

    ORAHOME="/opt/app/9iee/product/9.2.0"

       :

  2. 1.で追加したセクションを、「ATTR::DB」セクションの「GROUP」キーに追加します。1.の例のように定義した場合には、以下のように修正します。

    <定義前>

       :

    [ATTR::DB]

    GROUP="SYMSAR,SYMPS,ORA"

       :

    <定義後>

       :

    [ATTR::DB]

    GROUP="SYMSAR,SYMPS,ORA,ORA2"

       :

15.3.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法

当作業は、OracleのデフォルトのID/PASSWORDを使用する場合は必要ありません。

Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する場合、以下のSQLコマンドをsvrmgrl等からOracleの管理者用ID(通常はsystem)で投入します。

以下の例では、id1というIDにパスワードpass1でその権限を与えています。

create user id1 identified by pass1;

grant dba to id1;

grant connect to id1;


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