Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第1部 J2EE共通編> 第1章 概要

1.4 Java Transaction Service(JTS)

 Java Transaction Service(JTS)は、J2EEで規定されるJava Transaction API(JTA)を提供するトランザクションサービスです。
 アプリケーション開発者はJTAを利用することにより、J2EEアプリケーション内で容易に分散トランザクションを制御することが可能となります。
 JTSはデータベース連携サービスが提供する機能です。JTS/JTAを利用したアプリケーションを運用するには、データベース連携サービスが必要です。
 データベース連携サービスは、OMGによって規定されたCORBAのOTS(ObjectTransactionService)規約とSunによって提唱されたJ2EEのJTS(JavaTransactionService)規約を含めたトランザクションサービスです。Interstageでは、J2EEアプリケーションから利用されるデータベース連携サービスを“JTS”として分類しています。

 データベース連携サービスのJTSは分散トランザクション機能を提供します。
 分散トランザクションには以下の2つのトランザクションが定義されています。

 JTSは、以下のシステム構成でトランザクションサービスとして機能します。


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