バージョンアップ作業を開始する前に、以下の確認と対処を行ってください。
未配付のポリシーがある場合
未配付状態のポリシーがないか確認し、配付していないポリシーがあった場合は配付してください。
仮想ノードの監視を実施している場合
仮想ノードの監視を実施している場合は、バージョンアップを行う前に、仮想ノードの監視ポリシーを[監視を行わない]に設定し、ポリシー配付を行ってください。
移行先コンピュータにSystemwalker Centric Managerがインストールされている場合(別のコンピュータへバージョンアップする場合)【UNIX版】
移行先コンピュータにSystemwalker Centric Managerがすでにインストールされている場合は、バージョンアップ作業を開始する前にアンインストールしておいてください。次のコマンドでアンインストールが行えます。
/opt/systemwalker/setup/dmuset
アンインストールの詳細については、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”を参照してください。
イベント監視の条件定義を行っている場合
イベント監視の条件定義で以下の設定を行っている場合は、バージョンアップ後、定義したイベントの特定ができなくなります。
バージョンアップを行う前に、ほかの条件でイベントを特定するように定義を変更してください。
以下のホスト名のイベントを、ホスト名で特定していた場合
([イベント監視の条件定義]画面の、[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックス-[イベントの特定]タブの[ホスト名の特定]に、ホスト名として以下の文字列を設定していた場合)
「###Systemwalker Templates Start###」
「###Systemwalker Templates End###」
以下のラベル名のイベントを、ラベル名で特定していた場合
([イベント監視の条件定義]画面の、[イベント定義/アクション定義]-[イベントの特定]タブの[詳細設定]ボタンをクリックして、[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスの[ラベル名]に、ラベル名として以下の文字列を設定していた場合)
「###MESSAGE_NODIVIDE_FILTER###」
監査ログ管理機能を使用している場合
以下のファイルを退避してください。
退避するファイル | 対象サーバ |
---|---|
収集済みのログファイル | ○ |
ユーザが作成した日付書式定義ファイル | ◎ |
ログ収集一括定義コマンドで使用する入力ファイル | ◎ |
監査ログ管理ポリシーファイル | ○ |
監査ログ管理 日付書式ポリシーファイル | ○ |
監査ログ管理 接続可能一覧ポリシーファイル | ○ |
◎:運用管理サーバ、中継サーバ、被管理サーバが対象です。
○:運用管理サーバのみ対象です。
Systemwalkerテンプレートがインストールされている場合
移行元コンピュータにSystemwalkerテンプレートがインストールされている場合は、“Systemwalkerテンプレートインストール説明書(readme)”を参照して作業してください。
Systemwalkerテンプレートおよび“Systemwalkerテンプレートインストール説明書(readme)”は、Systemwalker Centric Manager 技術情報で公開されています。
Microsoft SNMP Trap Serviceとの連携を確認する
Microsoft SNMP TrapServiceとSystemwalker Centric Managerのトラップ受信サービスとの連携が設定されているかどうか確認します。
以下のファイルを参照し、内容を確認します。このとき、本ファイルを編集しないでください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\Mpwalker.dm\mpwksttr\bin\mpwksttr.ini
ファイルの内容が以下のようになっている場合は、Microsoft SNMP Trap Serviceとの連携が設定されています。“TRAPを受信するアプリケーションを使用している場合”を参照して必要な作業を実施してください。
[MSTS Cooperation] Cooperation=1
mpwksttr.iniファイルが存在しない場合、ファイルの内容が上記と異なる場合は、Microsoft SNMP TrapServiceとの連携は設定されていません。