メッセージおよびコマンド情報は、前述した“論理的通信構造の決定”で設計した構造で送信されますが、このときの各サーバ間の通信方法には以下の2種類があります。
常に通信パスが接続されている形態
データの送信が必要な場合だけパスを接続する形態
接続方法の選択基準
各サーバ間で送信先システムを設定するときに、どの接続方法を採用するかを決定します。接続方法の選択基準を以下に示します。
常時接続では、直下に接続する被監視システムが512台以下に限定されます。被監視システムの台数が多い場合には、必要時接続を選択します。
常時接続では通信パスが常に接続されるため、接続時間で課金される回線には利用できません。この場合には必要時接続を選択します。
Systemwalker Centric Managerのバージョンレベルの構成上、常時接続に限定されない場合は、必要時接続をお薦めします。
常時接続と必要時接続
常時接続とは、システム起動時に監視システムと被監視システムが接続し、その接続がシステム終了時まで維持される接続形態です。
必要時接続とは、メッセージ発生時やコマンド投入時など、システム間で接続する必要があるときだけ通信パスを接続し、通信が終わったら切断する接続形態です。
以下の図は、常時接続と必要時接続のイメージを示したものです。