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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

13.1 ユーザデータベースの変更

ユーザデータベースとは、以下のデータベース資源を意味します。

これらを変更する場合、DRレプリケーションの資源識別子を、複写先システムに登録しなおす必要があります。

以下の手順で実行してください。

各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.サービスの通常停止

2.未反映RERUNログの確認
3.DRレプリケーション業務の停止
4.RERUNログの取得停止

5.サービスの通常停止

6.ユーザデータベースの変更

7.Mirroring Controller環境への設定

8.Mirroring Controller環境への設定

9.RLPの初期化、データベース資源の関連付けと全複写

10.サービスの開始

10.サービスの開始

11.RERUNログの取得開始
12.DRレプリケーション業務の起動

13.サービスの開始

13.サービスの開始

  1. サービスの通常停止

    DBミラーリングサービスを「通常停止」します。

  2. 未反映RERUNログの確認

    lxrepdrchk -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
             { -d DRレプリケーション定義ファイル名 | -b RLC退避ファイル配置先ディレクトリパス名  }

    本コマンドの復帰値が、“残存あり”の場合は、DRレプリケーション中の可能性があるため、しばらく待って再確認します。

  3. DRレプリケーション業務の停止

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  4. RERUNログの取得停止

    下記コマンドで、RLPを「DRオフライン」にします。

    lxrepdrdis -p RLP名 -m drstop -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  5. サービスの通常停止

    DBミラーリングサービスを「通常停止」します。

  6. ユーザデータベースの変更

    全ノードで、rdbddlexコマンドやSQLによるユーザDBの変更を行います。
    すべて同じ手順でユーザデータベースの変更を行います。

  7. Mirroring Controller環境への設定

    ユーザデータベースの変更に伴う複写元システムのMirroring Controller環境への設定を行います。
    “Mirroring Controller運用ガイド”の“データベースの定義変更”を参照してください。

  8. Mirroring Controller環境への設定

    ユーザデータベースの変更に伴う複写先システムのMirroring Controller環境への設定を行います。
    “Mirroring Controller運用ガイド”の“データベースの定義変更”を参照してください。

  9. RLPの初期化、データベース資源の関連付けと全複写

    複写元システム

    複写先システム

    正系ノード

    副系ノード

    正系ノード

    副系ノード

    1.RLPの初期化
    2.資源識別子情報の抽出と登録

    3.資源識別子情報の抽出と登録(センター切替え用)

    4.全複写

    1. RLPの初期化

      lxrepdrinit -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
    2. 資源識別子情報の抽出と登録

      以下のコマンドにより、複写元システム(副系ノード)から資源識別子情報を抽出し、複写先システム(正系ノード)に登録します。

      lxrepdrmap -p RLP名 -k both  -f DRサーバ環境ファイル名 -d DRレプリケーション定義ファイル名

      Symfoware/RDBの暗号化機能を使用している場合の資源識別子情報の抽出と登録は、“導入運用ガイド”を参照してください。

    3. 資源識別子情報の抽出と登録(センター切替え用)

      センター切替えを行うDRレプリケーションシステムの場合、複写先システム(正系ノード)でlxrepdrmapコマンドを実行し、複写先システム(正系ノード)から抽出した資源識別子情報を、複写元システム(副系ノード)に登録します。

    4. 全複写

      変更したユーザデータベースに初期データを入れる場合は、rdbunlコマンド、rdbsloaderコマンドによって、複写元システム(副系ノード)から複写先システムのデータベースを再創成します。

  10. サービスの開始

    DBミラーリングサービスを開始します。

  11. RERUNログの取得開始

    lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  12. DRレプリケーション業務の起動

    lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  13. サービスの開始

    DBミラーリングサービスを開始します。