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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

11.2.1 定常運用

定常運用の運用操作を説明します。

11.2.1.1 DRレプリケーションシステムの起動

以下の手順で実行してください。

各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.モニタデーモン起動
2.Symfoware/RDB起動
3.監視プロセス起動

1.モニタデーモン起動
2.Symfoware/RDB起動
3.監視プロセス起動

1.モニタデーモン起動
2.Symfoware/RDB起動
3.監視プロセス起動

1.モニタデーモン起動
2.Symfoware/RDB起動
3.監視プロセス起動

4.BC管理DBメモリ常駐
(DRレプリケーション用)

4.BC管理DBメモリ常駐
(DRレプリケーション用)

5.BC管理DBメモリ常駐
(Mirroring Controller用)

5.BC管理DBメモリ常駐
(Mirroring Controller用)

5.BC管理DBメモリ常駐
(Mirroring Controller用)

5.BC管理DBメモリ常駐
(Mirroring Controller用)

6.サービスの開始

6.サービスの開始

6.サービスの開始

7.Linkexpress起動

7.Linkexpress起動

  1. モニタデーモン起動

    全ノードで、Mirroring Controllerのモニタデーモンを起動します。
    詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。

  2. Symfoware/RDB起動

    全ノードで、Symfoware/RDBを起動します。

  3. 監視プロセス起動

    全ノードで、Connection Managerの監視プロセスを起動します。

  4. BC管理DBメモリ常駐(DRレプリケーション用)

    rdbresidentコマンドを実行し、DRレプリケーションのRLP環境に対応するDSIをメモリに常駐させます。
    詳細は、“システム設計ガイド”および“導入運用ガイド”を参照してください。

  5. BC管理DBメモリ常駐(Mirroring Controller用)

    全ノードで、Mirroring Controller用のBC管理DBをメモリに常駐させます。
    詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。

  6. サービスの開始

    DBミラーリングサービスを開始します。
    DBミラーリングサービスの詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。

    複写元システムの副系ノードでは、DRレプリケーション運用を開始した後に、DBミラーリングサービスを開始します。

  7. Linkexpress起動

    lxstrsysコマンドを実行し、Linkexpressを起動します。

11.2.1.2 DRレプリケーション運用の開始

以下の手順で実行してください。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.RERUNログの取得開始
2.DRレプリケーション業務の起動
3.サービスの開始

4.利用者プログラム起動

  1. RERUNログの取得開始

    lxrepdrena -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
  2. DRレプリケーション業務の起動

    lxrepdrrep -p RLP名 -a start -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  3. サービスの開始

    複写元システムの副系ノードで、DBミラーリングサービスを開始します。
    DBミラーリングサービスの詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。

  4. 利用者プログラム起動

参考

  • 複写元システムのサーバメンテナンスなどで停止した複写元システムのDRレプリケーション業務だけを起動する場合は、利用者プログラムの起動と副系ノードのDBミラーリングサービスを開始する前に、“lxrepdrrepコマンド(-p RLP名 -a start -k capture指定)”によって起動します。

  • 複写先システムのサーバメンテナンスなどで停止した複写先システムのDRレプリケーション業務だけを起動する場合は、以下のDRレプリケーション業務を起動します。

    • 複写元システムのRERUNログ転送業務(停止していない場合は不要です)

      lxrepdrrep -a start -s RERUNログ転送業務名
    • 複写先システムのRERUNログ反映業務

      lxrepdrrep -a start -s RERUNログ反映業務名
  • DRレプリケーション実行業務およびRERUNログ転送業務は、業務の起動後は処理中状態で常駐する仕様です。このため、業務を起動してから30分経過するとTR23014メッセージが出力されますが、対処は不要です。
    TR23014の詳細は、“Linkexpress メッセージ集”を参照してください。

11.2.1.3 DRレプリケーション運用の停止

以下の手順で実行してください。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.利用者プログラム停止
2.サービスの停止

3.残存RERUNログの確認
4.DRレプリケーション業務の停止
5.RERUNログの取得停止

  1. 利用者プログラム停止

  2. サービスの停止

    複写元システムの正系ノードで、DBミラーリングサービスを停止します。
    詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。

  3. 残存RERUNログの確認

    lxrepdrchk -p RLP名 -k both -f DRサーバ環境ファイル名
             { -d DRレプリケーション定義ファイル名 | -b RLC退避ファイル配置先ディレクトリパス名 }

    本コマンドにより出力されたメッセージが“残存あり”の場合は、DRレプリケーションによるデータベースの複製が完了していないのでしばらく待って再確認します。

  4. DRレプリケーション業務の停止

    lxrepdrrep -p RLP名 -a stop -m n -k both -f DRサーバ環境ファイル名 [-w 作業ディレクトリパス名]
  5. RERUNログの取得停止(DRオフライン)

    lxrepdrdis -p RLP名 -m drstop -k both -f DRサーバ環境ファイル名

参考

  • 複写元システムのサーバメンテナンスなどで複写元システムのDRレプリケーション業務だけを停止する場合は、利用者プログラムの停止と正系ノードのDBミラーリングサービスを停止した後、“lxrepdrrepコマンド(-p RLP名 -a stop -k capture指定)”によって停止します。
    なお、lxrepdrdisコマンドによってDRオフラインにする必要はありません。

  • 複写先システムのサーバメンテナンスなどで複写先システムのDRレプリケーション業務だけを停止する場合は、以下のDRレプリケーション業務を停止します。

    • 複写先システムのRERUNログ反映業務

      lxrepdrrep -a stop -s RERUNログ反映業務名  
    • 複写元システムのRERUNログ転送業務
      RLC退避ファイルを転送できないメンテナンス(例:Linkexpressの停止など)の場合は、複写元システムでRERUNログ転送業務も停止します。
      なお、lxrepdrdisコマンドによってDRオフラインにする必要はありません。

      lxrepdrrep -a stop -s RERUNログ転送業務名

11.2.1.4 DRレプリケーションシステムの停止

以下の手順で実行してください。

各ノードが並列で表記されている場合は、どのノードを先に実行しても問題ありません。

複写元システム

複写先システム

正系ノード

副系ノード

正系ノード

副系ノード

1.Linkexpress停止

1.Linkexpress停止

2.サービスの停止

3.Symfoware/RDB停止
4.モニタデーモン停止

3.Symfoware/RDB停止
4.モニタデーモン停止

3.Symfoware/RDB停止
4.モニタデーモン停止

3.Symfoware/RDB停止
4.モニタデーモン停止

  1. Linkexpress停止

    Linkexpressを停止します。

  2. サービスの停止

    複写先システムの正系ノードで、DBミラーリングサービスを停止します。
    詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。

  3. Symfoware/RDB停止

    全ノードで、Symfoware/RDBを停止します。

  4. モニタデーモン停止

    全ノードで、Mirroring Controllerのモニタデーモンを停止します。
    詳細は、“Mirroring Controller 運用ガイド”を参照してください。