対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V11.0L10以降
Solaris版:11.0以降
Linux版:V11.0L10以降
原因
HTTPSのサービス稼働監視では、チューニングパラメタの設定は未サポートであるためです。
対処方法
以下の方法で、チューニングパラメタが有効になります。
サービス稼働監視スクリプトを以下のように修正します。
サンプルスクリプトでは、330行目になります。
[修正前]
if { 0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "HTTP" ] && \
    0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "DNS" ] && \
    0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "DOMAIN" ] } then {[修正後]
# HTTPの判定処理を行っているステップの直後に、HTTPSの判定を行う処理を追加します。
if { 0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "HTTP" ] && \
    0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "HTTPS" ] && \
    0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "DNS" ] && \
    0 != [ string compare [ string toupper $prmarray($icount,SERVICE) ] "DOMAIN" ] } then {説明欄(コメント)は、以下のように修正します。
#	・チューニングパラメータ(TuningN)
#		監視対象サービスとしてHTTP、HTTPSまたはDOMAINが選択されたときのみ有効です。
#		HTTP・HTTPS・DOMAINサービス監視時に、この項目を指定することにより、サービスの監視を
#		より効率良く行うことが可能です。
#		* DOMAINサービスの場合
#			DOMAINサーバが管理しているホスト名を指定します。
#			指定されないときは、ルートネームサーバの情報を問い合わせます。
#			この項目を指定すると、ルートネームサーバの情報を問い合わせる処理に比べ、
#			よりDNSクライアントに近い動作を行うため、実運用に即した監視が行えます。
#			注)djbdnsサーバを監視する場合は、必ず監視対象が管理しているホスト名を
#	           	    指定しなければなりません。
#			    そのため、djbdnsサーバを監視する際、この項目は必須項目となります。
#		* HTTP・HTTPSサービスの場合
#			HTTP・HTTPSサーバが管理しているURLを指定します。
#			指定されないときは、HTTP・HTTPSサーバが管理しているルートのページが指定されます。
#			監視専用の軽量のページを作成し、そのURLを指定することにより、ネットワークの
#			負荷を減らすことができます。
#		チューニングパラメータの指定を行わない場合やDOMAIN・HTTP・HTTPSサーバ以外を監視する場合は、
#		0を指定してください。
# 記入例
#     lappend Parameters \
#     {host1, DOMAIN, 0, 3, 5, subhost, ON } \
#     {host2, HTTP, 80, 1, 1, /test.htm, OFF}