クライアント(CT)をインストール済みの環境をイメージコピーして配付すると、クライアント(CT)が登録されません。
対象となるバージョン
Systemwalker Desktop Keeper V14.0.0以降
原因
クライアント(CT)がインストール済みの環境をコピーすることにより、Systemwalker Desktop KeeperでPCごとにユニークな値である識別IDもコピーされ、管理サーバ上で同一のクライアント(CT)として扱われるためです。
イメージを作成するマスタPCでは、管理サーバと通信できない状態でクライアント(CT)をインストールしてイメージを作成する必要があります。
対処方法
現象が発生してからの対処方法
マスタとしたクライアント(CT)を管理コンソール上で削除したのち、各クライアント(CT)で以下の再登録コマンドを実行し、OSを再起動してください。
fsw11ej7 [パスワード] /R
[パスワード] : クライアント(CT)のインストール時に指定したパスワードを入力します。
コマンドの詳細は“リファレンスマニュアル”の“クライアント(CT)再登録”を参照してください。
現象を発生させないための対策
LANケーブルをはずしてクライアント(CT)をインストールし、そのイメージをコピーしてください。
仮想マスタPCを使用して導入する場合、マスタイメージ上で以下のコマンドを実行し、マスタイメージとして使用してください(V14.1以降)。
fsw11ej7 [パスワード] /image provisioning
[パスワード] : クライアント(CT)のインストール時に指定したパスワードを入力します。
詳細な手順は、“導入ガイド”の“マスタPC/仮想マスタPCを使用した導入”を参照してください。