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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル

4.2 使用するポート番号の変更方法

Systemwalker Desktop Keeper使用時のポート番号の変更方法について説明します。
なお、ポート番号を変更した場合は、必ずファイアーウォールの例外設定の変更も行ってください。

管理サーバ/統合管理サーバで変更する

ポート番号一覧No.(1)~No.(10)のポート番号の変更

サーバ設定ツールで変更します。変更方法は“運用ガイド 管理者編”の“管理サーバの通信情報を変更する”を参照してください。

ポート番号一覧No.(11)のポート番号の変更
  1. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKENV.INIをテキストエディタで開きます。

  2. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORT=”に指定しているポート番号を変更します。

  3. 上書き保存します。

  4. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKMNT.INIをテキストエディタで開きます。

  5. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORT=”に指定しているポート番号を変更します。

  6. 上書き保存します。

ポート番号一覧No.(12)のポート番号の変更

CT動作パラメーター情報ファイルを使用して変更します。変更方法は、“運用ガイド管理者編”の“クライアント(CT)の動作設定を変更する”を参照してください。

ポート番号一覧No.(19)のポート番号の変更
  1. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKENV.INIをテキストエディタで開きます。

  2. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORTLOG=”に指定しているポート番号を変更します。

  3. 上書き保存します。

  4. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKMNT.INIをテキストエディタで開きます。

  5. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORT=”に指定しているポート番号を変更します。

  6. 上書き保存します。

ポート番号一覧No.(20)、(37)のポート番号の変更
  1. 管理サーバの[サーバ設定ツール]から、Systemwalker Desktop Keeperのサーバ設定ツールを起動します。
    [スタート]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ]-[サーバ設定ツール]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ設定ツール]で起動できます。
    管理サーバ導入時に設定した「ユーザーID」と「パスワード」を入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。「ユーザーID」には、初期管理者(secureadmin)を入力してください。
    [サーバ設定ツール]画面が表示されます。

  2. [サーバ設定ツール]画面の[管理サーバ設定]ボタンをクリックし、以下の設定値を確認します。
    [ポート番号設定]の[管理サーバ<---->運用データベース]
    初期値:42050
    [ポート番号設定]の[管理サーバ<---->ログ閲覧データベース]
    初期値:42051
    インストール時にはデフォルトのポート番号が設定されています。

  3. 実際に中継サーバを使用するために、以下の設定を行います。

    1. Servicesファイルの編集します。

      Servicesファイルの格納先:C:\WINDOWS\system32\drivers\etc

      Servicesファイルに追加する設定:Swdtk 通信ポート番号/tcp

      注)通信ポートは手順2で設定した値を使用してください。

  4. Systemwalker Desktop Keeperのサービスを停止します。

    [スタート]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ]-[サーバ設定ツール]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ設定ツール]で停止できます。
    管理サーバ導入時に設定した「ユーザーID」と「パスワード」を入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。
    [サーバ設定ツール]画面が表示されます。
    [サービス]-[サービスの停止]で、Systemwalker Desktop Keeperのサービスを停止します。

  5. PostgreSQLのサービスを再起動します。
    [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]で、以下のサービスを再起動します。
    運用データベースのポートを変更した場合:PostgreSQL RDB SWDTK
    ログ閲覧データベースのポートを変更した場合:PostgreSQL RDB SWDTK2

  6. Systemwalker Desktop Keeperのサービスを起動します。
    [スタート]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ]-[サーバ設定ツール]、または[アプリ]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ設定ツール]で起動できます。
    管理サーバ導入時に設定した「ユーザーID」と「パスワード」を入力し、[OK]ボタンをクリックしてください。
    [サーバ設定ツール]画面が表示されます。
    [サービス]-[サービスの起動]で、Systemwalker Desktop Keeperのサービスを起動します。

  7. ファイアーウォールで、リモート接続に使用する接続用ポートを開放します。
    中継サーバから、管理サーバのPostgreSQLデータベースへリモート接続を可能とするために設定したポート番号を、ファイアーウォールの「例外」として登録し、ポートを開放します。
    開放するポート番号は、“導入ガイド”の“データベースの公開設定を行う(管理サーバ/統合管理サーバ)”で設定したポート番号です。

ポート番号一覧No.(38)、(39)のポート番号の変更

サーバ設定ツールで変更します。変更方法は“運用ガイド 管理者編”の“管理サーバの通信情報を変更する”を参照してください。

中継サーバで変更する

ポート番号一覧No.(38)、No.(39)、No.(46)、No.(47)のポート番号の変更
  1. Systemwalker Desktop Keeperの中継サーバのサービスを停止します。

    <中継サーバインストールフォルダ>\bin\SDSVService.bat -STOP
  2. 設定変更コマンド(SDSVSetMS.exe)でポート番号を変更します。指定するオプションは “1.29 SDSVSetMS.EXE (中継サーバの設定変更)”を参照してください。
    以下に、ポート番号一覧No.(39)のポート番号を「58090」に変更する例を示します。

    <中継サーバインストールフォルダ>\bin\SDSVSetMS.exe -Windows.https.p 58090
  3. Systemwalker Desktop Keeperの中継サーバのサービスを起動します。

    <中継サーバインストールフォルダ>\bin\SDSVService.bat -START 

中継サーバで使用する上記以外のポート番号は、変更できません。

管理コンソールで変更する

ポート番号一覧No.(2)のポート番号の変更

変更インストールで変更します。変更方法は“運用ガイド 管理者編”の“管理コンソール環境を変更する”を参照してください(ポート番号指定部分を変更してください)。

クライアント(CT)で変更する

ポート番号一覧No.(12)のポート番号の変更

変更インストールで変更します。変更方法は“導入ガイド”の“ウィザード形式でインストールする”を参照してください([メール制御方式の設定]画面のポート番号指定部分を変更してください)。

ポート番号一覧No.(12)以外のポート番号の変更
  1. クライアント(CT)をアンインストールします。アンインストール方法は、“導入ガイド”の“CTをアンインストールする”を参照してください。

  2. クライアント(CT)を再インストールします。インストール時に変更するポート番号を指定します。インストール方法については、“導入ガイド”の“CTをインストールする”を参照してください。

ログアナライザサーバで変更する

ポート番号一覧No.(14)のポート番号の変更
  1. <ログアナライザサーバのインストールフォルダ>\bin\SWDTLAENV\ENV\system.iniを、テキストエディタで開きます。

  2. ポート番号一覧のNo.(14)のポート番号(ログアナライザサーバインストール時に[通信ポート3]で指定したポート番号)を変更する場合は、[RDB]セクションの"PORT="に指定しているポート番号を変更します。

  3. 上書き保存します。

データベース構築後にポート番号変更を行う場合は、さらに以下の手順を実施してください。

  1. サービス「SymfoWARE RDB SWDTLA」を停止します。

  2. Windowsディレクトリ\system32\drivers\etc配下のservicesファイルを開きます。

  3. 変更するポート番号に応じて、以下を実施します。
    ポート番号一覧のNo.(14)のポート番号(ログアナライザサーバインストール時に[通信ポート3]で指定したポート番号)を変更する場合、以下のポート番号の記述を変更します。
    ・SWDTLA ポート番号/TCP

  4. サービス「SymfoWARE RDB SWDTLA」を起動します。

IISのポート番号80以外に変更する

ポート番号一覧No.(18)のポート番号の変更について説明します。
IISのポート番号「80」がすでにシステムで使用されている場合、以下の手順で変更します。
すでにシステムで使用しているポート番号を確認し、重複しない番号に変更してください。
IISのポート番号を変更した場合は、必ず、ログアナライザサーバのポート番号も変更してください。

IIS(7.0/8.0/8.5/10.0)のポート番号の変更手順
  1. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネット インフォメーション サービス(IIS) マネージャ]を起動します。

  2. [サイト]-[Default Web Site]を右クリックし、[バインドの編集]を選択します。

  3. →[サイト バインド]画面が表示されるので、HTTPの行を選択し、[編集]ボタンをクリックします。
    →[サイト バインドの編集]画面が表示されます。

  4. [ポート]番号を変更し、[OK]ボタンをクリックします。

管理サーバのポート番号の変更手順

変更したIISのポート番号に合わせて管理サーバの設定を変更します。

  1. 管理サーバのWindowsにAdministratorsグループに所属するアカウントでログオンします。

  2. [Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ]-[Desktop Keeperメインメニュー]を選択し、右クリックで[プロパティ]を選択します。
    →[Desktop Keeper メインメニューのプロパティ]画面が表示されます。

  3. [Desktop Keeper メインメニューのプロパティ]画面の[リンク先]に表示されているURLを変更したポート番号に合わせて変更します。
    例)ポート番号を12250に変更した場合
    【変更前】
    “C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe” "http://localhost/DTK/index.html"
    【変更後】
    “C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe” http://localhost:12250/DTK/index.html

  4. [OK]ボタンをクリックします。