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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル

1.38 swdtk_iird (内部不正リスクの検出)

機能説明

本コマンドは、Systemwalker Desktop Keeperの操作ログから内部不正リスクを検出するコマンドです。

本コマンドは、管理サーバ/統合管理サーバで実行します。

記述形式

swdtk_iird -pattern 検出パターン -o 出力ファイルパス [-s 調査開始日時] [-e 調査終了日時]

オプション

-pattern 検出パターン

検出パターンの名前を指定します。

指定できる検出パターンを以下に示します。

観点

大分類

小分類

検出パターン

持ち出し予兆行動

ファイルサーバからPCへのファイル持ち込み

ファイルサーバからPCへのファイル持ち込み(業務時間外)

copy_file

外部デバイスの使用

未許可可搬記憶媒体の接続

connect_dev

未許可Bluetoothデバイスの接続

connect_bt

社外ネットワークへの接続

社外アクセスポイントへのWi-Fi接続

connect_wifi

PC内部操作

PCログオン(業務時間外)

logon

違反操作の試行

violation

外部サービスへのアクセス

社外ストレージサービスへのWebアクセス

onlinestorage_web

ファイル印刷

ファイル印刷(業務時間外)

print_file

不審な持ち出し行動

可搬記憶媒体での持ち出し

可搬記憶媒体へのファイル持ち出し(業務時間外)

export_file

社外サイトへのアップロード

社外Webサイトへのファイルアップロード(業務時間外)

upload_web

社外FTPサイトへのファイルアップロード(業務時間外)

upload_ftp

社外へのメール送信

添付ファイル付き社外宛てメール送信(業務時間外)

send_mail

-o 出力ファイルパス

リスク検出結果を出力するファイルを絶対パスで指定します。

リスク検出結果のファイルと合わせて、リスク検出結果のファイル名に「_log」が付加されている詳細ログファイル(CSV形式)も出力されます。ただし、検出パターン「violation」の場合は、リスク検出結果のファイルは出力されず詳細ログファイルのみとなります。

出力ファイルパスに同名のファイルが存在した場合は、上書きされます。確認メッセージは表示されません。

文字コードは、サーバ設定ツールで指定したエンコード形式に従い、Shift JISまたはUTF-8のどちらかで出力されます。

-s 調査開始日時

調査期間の開始日時を以下の形式で指定します。

yyyyMMddHHmmss

yyyy: 年

MM: 月

dd: 日

HH: 時(00~23)

mm: 分

ss: 秒

-sオプション、-eオプションを省略した場合は、期間に関係なく調査します。

-sオプションだけを指定した場合は、-sオプションで指定した開始日時から最新までを調査します。

-e 調査終了日時

調査期間の終了日時を以下の形式で指定します。

yyyyMMddHHmmss

yyyy: 年

MM: 月

dd: 日

HH: 時(00~23)

mm: 分

ss: 秒

-sオプション、-eオプションを省略した場合は、期間に関係なく調査します。

-eオプションだけを指定した場合は、最古から-eオプションで指定した終了日時までを調査します。

復帰値

0:

正常終了

0以外:

異常終了

コマンド格納場所

<管理サーバインストールフォルダ>\Server\LogCount\swdtk_iird

実行に必要な権限/実行環境

注意

  • 本コマンドの実行前に以下の設定を行ってください

  • 本コマンドは、コマンドを実行した管理サーバ/統合管理サーバ上にあるデータベースだけを処理対象とします。

  • 本コマンドはメモリを多く使用しますので、夜間バッチなどで管理サーバ/統合管理サーバに負荷が集中しない時間帯に実行してください。

使用例

実行結果/出力形式

コマンドが正常終了しました。