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Systemwalker Desktop Keeper リファレンスマニュアル

1.21 DTKTBLTRUNCATE.BAT (ログテーブルの削除)

機能説明

運用データベースのログテーブル初期化により、全ログレコードを削除します。
テーブル領域をフォーマットすることで、レコードを削除するよりも短時間でログの削除が行うことができます。なお、このコマンドを実行すると、対象のログテーブルのデータ領域をすべて開放してディスクの空き領域を増やすことができます。

記述形式

DTKTBLTRUNCATE.BAT  DTKDB  {OPELOG | SETTINGSLOG | ALLLOG}  [NOPROMPTLOG]  [-Y|-y]

オプション

DTKDB :

固定値です。

<処理対象>:

オプションの文字列は、英大文字/英小文字が使用できます。全角文字での指定はできません。

OPELOG :

ログテーブルを処理したい場合に指定します。

SETTINGSLOG :

設定変更ログテーブルを処理したい場合に指定します。

ALLLOG :

ログテーブルと、設定変更ログテーブルの両方を処理したい場合に指定します。

NOPROMPTLOG :

クライアント(CT)から採取された、PromptLogフォルダ配下のコマンドプロンプトログのテキストファイルを削除したくない場合に指定します。
<処理対象>にOPELOGかALLLOGを指定してNOPRONPTLOGを省略した場合、PromptLogフォルダ配下の全てのファイルは削除されます。
<処理対象>にSETTINGSLOGを指定してNOPRONPTLOGを省略した場合、コマンドプロンプトログは削除しません。
省略可能です。(ログテーブルとPromptLogは対になっているため、OPELOG,ALLLOGを指定するとPromptLogも削除します。設定変更ログテーブルはPromptLog と関係ないため、SETTINGSLOGの指定では、PromptLogを削除しません。)

-Y|-y :

「-Y」または「-y」を入力すると、実行時の確認メッセージと、実行終了時の確認メッセージを表示しません。

  • 「-Y」または「-y」を指定して実行

    (何も表示せず処理)
  • 「-Y」または「-y」を省略して実行

    [実行の確認を行います。(中断する場合は CTRL+C キー)]および
    [続行する場合には何かキーを押してください...]
    ここで、[Enter]キーを押すと、処理を継続します。[CTRL]キーと[C]キーを同時に押せば、処理を中断します。
                        ・
                        ・
                    (中略)
                        ・
                        ・
    続行するには何かキーを押してください...
    ここで、[Enter]キーを押すと、処理を継続します。

復帰値

[ERRORLEVEL] 0 :

正常終了

[ERRORLEVEL] 1 :

オプションエラー

[ERRORLEVEL] 2 :

その他のエラー

コマンド格納場所

<データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\BackupCommand\DTKTBLTRUNCATE.BAT

実行に必要な権限/実行環境

注意

  • コマンド実行前に、データをバックアップしていることを確認してください。

  • データベース容量が大きい場合は、コマンド終了までに数分~数十分程度がかかる場合があります。

  • 本コマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する必要があります。

  • 使用環境に合わせて、DTKTBLTRUNCATE.BATを編集する必要があります。編集方法は、“導入ガイド”の“バックアップコマンドを利用する”の“バックアップコマンドを編集する”を参照してください。なお、データベースの名前、接続ユーザーID、パスワードについては、バックアップコマンド内でエラーチェックを行っていません。間違った値を設定した場合は、バックアップコマンドの実行時にエラーとなります。

使用例/実行結果/出力形式

【正常実行例】
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand>DTKTBLTRUNCATE.BAT DTKDB ALLLOG -y
2014/12/09-14:06:39.37   (1) 【開始】ログ系テーブルの初期化処理
2014/12/09-14:06:39.38    (1-1) COMMONLOG1 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:39.58    (1-2) COMMONLOG2 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:39.83    (1-3) COMMONLOG3 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:40.11    (1-4) FILEACCESSLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:40.34    (1-5) FILEBRINGOUTLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:40.67    (1-6) LOGINGUARDLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:40.89    (1-7) LOGKEYWORDS 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:41.13    (1-8) PRINTLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:41.35    (1-9) SESSIONMANAGE 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:41.78    (1-10) STARTUPGUARDLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:42.06    (1-11) USERLIST 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:42.26    (1-13) コマンドプロンプトログファイル 削除
2014/12/09-14:06:42.28   (1) 【終了】ログ系テーブルの初期化処理
2014/12/09-14:06:42.28   (2) 【開始】設定変更ログ系テーブルの初期化処理
2014/12/09-14:06:42.28    (2-1) SETTINGSLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:42.69    (2-2) SETTINGSLOG 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:06:42.80   (2) 【終了】設定変更ログ系テーブルの初期化処理
【データベースに異常があった場合の実行例】
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand> DTKTBLTRUNCATE.bat DTKDB OPELOG -y
2014/12/09-14:13:35.63   (1) 【開始】ログ系テーブルの初期化処理
2014/12/09-14:13:35.63    (1-1) COMMONLOG1 初期化
TRUNCATE TABLE
2014/12/09-14:13:35.87    (1-2) COMMONLOG2 初期化
2014/12/09-14:13:35.94          ERROR:COMMONLOG2_DSI 初期化異常 (RC=1)
2014/12/09-14:13:35.94 異常終了しました
【-yオプションを省略した場合の実行例】
C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper\DB\BackupCommand>DTKTBLTRUNCATE.BAT  DTKDB  SETTINGSLOG
実行の確認を行います。(中断する場合は CTRL+C キー)
続行するには何かキーを押してください . . .
2014/12/09-14:10:43.31   (2) 【開始】設定変更ログ系テーブルの初期化処理
2014/12/09-14:10:43.31    (2-1) SETTINGSLOG 初期化
2014/12/09-14:10:43.40    (2-2) SETTINGSLOG 初期化
2014/12/09-14:10:43.45   (2) 【終了】設定変更ログ系テーブルの初期化処理
続行するには何かキーを押してください . . .