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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編

2.5.3 管理コンソールで作成する

3階層のシステム構成の場合、構成情報ツリーを管理コンソールで手動で作成するときは、各管理サーバで実施してください。

CTグループを作成する

ポイント

Citrix Virtual Apps and Desktops クライアントでの操作ログを効率よく検索するために

Citrix Virtual Apps and Desktops Serverと連携して運用する場合、Citrix Virtual Apps and Desktops Serverを複数設置している環境にCitrix Virtual Apps and Desktops クライアントからログオンするとき、Citrix Virtual Apps and Desktops クライアントによって負荷分散されます。このため、どのCitrix Virtual Apps and Desktops Serverに接続されるかわかりません。したがって、操作ログを参照したり、検索したりする場合、すべてのCitrix Virtual Apps and Desktops Serverで採取されたログを参照しなければなりません。
検索を効率よく行うために、複数のCitrix Virtual Apps and Desktops Serverを、1つのCTグループとしてまとめ、そのグループ配下だけを検索すればよいように設定することを推奨します。
そのためには、管理コンソールでCTグループとしてCitrix Virtual Apps and Desktops Serverを設定してください。

CTグループツリーに表示するCTグループの構築について説明します。

作成する

CTグループツリーの表示がグレーアウトされ、グループを作成できない場合は、[ツリー設定]メニューで[空のグループは表示しない]が設定されています。この設定を解除してください。

CTグループを作成すると、CTグループ配下のCTにCTポリシーを一括で設定できます。

CTグループは、グループ名に使用されている文字コードの昇順で表示されます。

CTグループを作成する手順は、以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]画面を起動します。

  2. CTグループツリーから、グループを作成する上位のグループを選択します。

  3. [ファイル]メニューから[CTグループ作成]を選択します。

    →[CTグループ作成]画面が表示されます。

  4. 以下の情報を入力し、[追加]ボタンをクリックします。

    • [サーバ名]

    • [グループ名]

      半角で40文字(全角で20文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

    →CTグループツリーに追加したグループが表示されます。

  5. [ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択します。

    →作成したCTグループがデータベースに反映されます。

    [CTグループ構成反映]を実行しない場合、[ポリシー最新表示]、[次回起動時に更新する]、および[即時更新を行う]ボタンがグレーアウトされた状態になり、[CTグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

    作成したCTグループがデータベースに反映された直後は、このCTグループのポリシーは、必ず以下のように設定されます。必要に応じてポリシーの変更を行ってください。ポリシーの変更については、“3.2.1 CTグループポリシーを変更する”を参照してください。

    • ルート配下にCTグループを作成した場合

      CTグループを作成した統合管理サーバまたは管理サーバ上の[端末初期設定]画面で設定されたポリシーが反映されます。

    • ほかのグループ配下にCTグループを作成した場合

      作成したCTグループの上位のCTグループに設定されているポリシーが反映されます。

移動する

CTグループツリーに作成されているCTグループは、同一サーバ配下であれば、ほかのCTグループ配下に移動したり、サーバの直下に移動したりできます。

CTグループポリシーは、グループを移動しても変更されません。また、CTグループを移動する場合、グループに登録されているCTも同時に移動されますが、CTに設定されているポリシーは変更されません。移動する前と変わりません。

CTグループに部門管理者が設定されている場合は、CTグループを移動すると、部門管理者も移動します。

CTグループを移動する手順は、以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]を起動します。

  2. CTグループツリーから移動するCTグループを選択します。

    →選択したCTグループが反転表示されます。

  3. 同一サーバ配下の移動先CTグループに、移動するCTグループをドラッグ&ドロップで移動します。

    →CTグループが移動されます。

  4. [ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択します。

    →移動したCTグループがデータベースに反映されます。

    [CTグループ構成反映]を実行しない場合、[ポリシー最新表示]、[次回起動時に更新する]、および[即時更新を行う]ボタンがグレーアウトされた状態になり、[CTグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

削除する

削除するCTグループ配下に、CTグループまたはCTがある場合は削除できません。あらかじめ、配下のCTグループまたはCTをすべて削除してください。CTの削除方法は、“CTを削除する”を参照してください。

CTグループを削除する手順は、以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]画面を起動します。

  2. CTグループツリーから削除するCTグループを選択します。

  3. [ファイル]メニューから[CTグループ削除]を選択します。

    →削除確認画面が表示されます。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

    →選択したCTグループが削除されます。

  5. [ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択します。

    →「削除したCT」グループがデータベースに反映されます。

    [CTグループ構成反映]を実行しない場合、[ポリシー最新表示]、[次回起動時に更新する]、および[即時更新を行う]ボタンがグレーアウトされた状態になり、[CTグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

グループ情報を変更する

CTグループツリーに作成されているCTグループの名称、または備考を変更する方法について説明します。

手順は、以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]画面を起動します。

  2. CTグループツリーから情報を変更するCTグループを選択します。

    →選択したCTグループが反転表示されます。

  3. 以下の情報を入力し、[次回起動時に更新する]ボタンまたは[即時更新を行う]ボタンをクリックします。

    • [名称]:変更後のCTグループの名称を入力します。
      半角で40文字(全角で20文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

    • [備考]:CTグループに関する備考を入力します。
      半角で127文字(全角で63文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

  4. [ツリー設定]メニューから[ツリー最新表示]を選択します。

    →選択したCTグループの名称が変更されます。

    [ツリー設定]メニューの[ツリー最新表示]がグレーアウトされている場合は、CTグループの作成、移動、削除のあと、構成反映が実施されていない可能性があります。この場合、[ツリー設定]メニューから[CTグループ構成反映]を選択し、構成反映を実施してください。

CT登録時自動振り分けファイルを作成する

CTのインストール後、クライアント(CT)と管理サーバが通信すると、クライアント(CT)が管理サーバに登録されます。このとき、クライアント(CT)は、すべてルート直下に配置されます。
CT登録時自動振り分けファイルを利用した場合、クライアント(CT)と管理サーバが通信すると、自動で各CTグループにクライアント(CT)を割り当てることができます。

手順は、以下のとおりです。

  1. CTグループ情報を出力します。
    詳細は、“CTグループ情報を出力する”を参照してください。

  2. CTグループ情報を出力したCSVファイルを「DTKCTEntry.csv」に変名します。

  3. CT登録時自動振り分けファイル(DTKCTEntry.csv)を作成し、管理サーバに保存します。
    CT登録時自動振り分けファイルの詳細は、“リファレンスマニュアル”の“CT登録時自動振り分けファイル”を参照してください。

    格納場所

     [OSインストールドライブ]\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper

    CTインストール後、クライアント(CT)が管理サーバと通信すると、CT登録時自動振り分けファイルの指定に従って、クライアント(CT)がCTグループに割り当てられます。

    CT登録時自動振り分けファイルの内容に誤りがある場合、サーバサービスのトレースファイル(fsw21sj0.log)にエラーが表示されます。このとき、クライアント(CT)は、すべてルート直下に配置されます。

ユーザーグループを作成する

ユーザーグループツリーに表示するユーザーグループの構築について説明します。

ポイント

ユーザーポリシーを一元管理している場合は、統合管理サーバから操作してください

ユーザーポリシーを一元管理する運用を行っている場合は、統合管理サーバでユーザーグループを作成、移動、削除してください。

作成する

ユーザーグループツリーの表示がグレーアウトされ、グループを作成できない場合は、[ツリー設定]メニューで[空のグループは表示しない]が設定されています。この設定を解除してください。

ユーザーグループは、1つ1つ作成します。CSVファイルを利用して複数のユーザーグループをまとめて作成することはできません。

ユーザーグループを作成すると、ユーザーグループ配下のユーザーに、ユーザーポリシーを一括で設定できます。

ユーザーグループを作成する手順は以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]を起動します。

  2. [ユーザー設定]メニューから、[ユーザーポリシー設定]を選択します。

    →[ユーザーポリシー設定]画面が表示されます。

  3. ユーザーグループツリーから、グループを作成する上位のグループを選択します。

  4. [ファイル]メニューから[ユーザーグループ作成]を選択します。

    →[ユーザーグループ作成]画面が表示されます。

  5. 以下の情報を入力し、[追加]ボタンをクリックします。

    [グループ名]:半角で40文字(全角で20文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

    →構成反映を促すメッセージが出力されます。

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    →ユーザーグループツリーに追加したグループが表示されます。

  7. [ツリー設定]メニューから[ユーザーグループ構成反映]を選択します。

    →作成したユーザーグループがデータベースに反映されます。

    [ユーザーグループ構成反映]を実行しない場合、[ユーザーポリシー設定]画面を閉じたときに、[ユーザーグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

    作成したユーザーグループがデータベースに反映された直後は、このユーザーグループのポリシーは、必ず以下のように設定されます。必要に応じてポリシーの変更を行ってください。ポリシーの変更については、“3.2.2 ユーザーグループポリシーを変更する”を参照してください。

    • ルート配下にユーザーグループを作成した場合

      ユーザーグループを作成した統合管理サーバまたは管理サーバ上の[端末初期設定]画面で設定されたポリシーが反映されます。

    • ほかのグループ配下にユーザーグループを作成した場合

      作成したユーザーグループの上位のユーザーグループに設定されているポリシーが反映されます。

移動する

ユーザーグループツリーに作成されているユーザーグループを、同一サーバ配下にある、ほかのユーザーグループ配下に移動する方法を説明します。

ユーザーグループポリシーは、グループを移動しても変更されません。また、ユーザーグループを移動する場合、グループに登録されているユーザーも同時に移動されますが、ユーザーポリシーは変更されません。移動する前と変わりません。

ユーザーグループに部門管理者が設定されている場合は、ユーザーグループを移動すると、部門管理者も移動します。

ユーザーグループを移動する手順は、以下のとおりです。

  1. [ユーザーポリシー設定]画面を起動します。

  2. ユーザーグループツリーから移動するユーザーグループを選択します。

    →選択したユーザーグループが反転表示されます。

  3. 同一サーバ配下の移動先ユーザーグループに、移動するユーザーグループをドラッグ&ドロップで移動します。

    →構成反映を促すメッセージが出力されます。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

    →ユーザーグループが移動されます。

  5. [ツリー設定]メニューから[ユーザーグループ構成反映]を選択します。

    →移動したユーザーグループがデータベースに反映されます。

    [ユーザーグループ構成反映]を実行しない場合、[ユーザーポリシー設定]画面を閉じたときに、[ユーザーグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

削除する

ユーザーグループツリーに作成されているユーザーグループを削除する方法について説明します。

削除するユーザーグループ配下に、ユーザーグループまたはユーザーが存在する場合は削除できません。あらかじめ、配下のユーザーグループまたはユーザーをすべて削除してください。ユーザーの削除については、“ユーザーを削除する”を参照してください。

ユーザーグループを削除する手順は、以下のとおりです。

  1. [ユーザーポリシー設定]画面を起動します。

  2. ユーザーグループツリーから削除するユーザーグループを選択します。

  3. [ファイル]メニューから[ユーザーグループ削除]を選択します。

    →削除確認画面が表示されます。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

    →選択したユーザーグループが削除されます。

  5. [ツリー設定]メニューから[ユーザーグループ構成反映]を選択します。

    →削除したユーザーグループがデータベースに反映されます。

    [ユーザーグループ構成反映]を実行しない場合、[ユーザーポリシー設定]画面を閉じたときに、[ユーザーグループ構成反映]を促すメッセージが表示されます。

グループ情報を変更する

ユーザーグループツリーに作成されているユーザーグループの名称、または備考を変更する方法について説明します。

手順は、以下のとおりです。

  1. [ユーザーポリシー設定]画面を起動します。

  2. ユーザーグループツリーから情報を変更するユーザーグループを選択します。

    →選択したユーザーグループが反転表示されます。

  3. 以下の情報を入力し、[更新]ボタンをクリックします。

    • [グループ名]:変更後のユーザーグループのグループ名を入力します。
      半角で40文字(全角で20文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

    • [備考]:ユーザーグループに関する備考を入力します。
      半角で128文字(全角で64文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

  4. [ツリー設定]メニューから[ツリー最新表示]を選択します。

    →選択したユーザーグループの名称が変更されます。

    [ツリー設定]メニューの[ツリー最新表示]がグレーアウトされている場合は、ユーザーグループの作成、移動、削除のあと、構成反映が実施されていない可能性があります。この場合、[ツリー設定]メニューから[ユーザーグループ構成反映]を選択し、構成反映を実施してください。