管理サーバ(ITサービス管理機能 Webコンポーネント)のホスト名またはIPアドレスや、ITサービス管理のWebコンソールのポート番号、通信方式(HTTPS通信)の変更を反映します。
事前の確認
スーパー・ユーザーで実行してください。
手順の中で、変更対象として記載されている以下のパラメーターを確認してください。
ホスト名を指定する場合は、名前解決ができることを確認してください。
Webコンソールで利用されるURLに埋め込まれるため、ブラウザからアクセスできる値を指定してください(localhostなどローカルループバックアドレスは指定しないでください)。
運用分析ダッシュボードセットアップパラメーターファイルを作成し、以下のパラメーターを定義してください。運用分析ダッシュボードセットアップパラメーターファイルの詳細については、「12.2 運用分析ダッシュボードセットアップパラメーターファイル」を参照してください。
ITSM_SERVER_HOST=管理サーバ(ITサービス管理機能 Webコンポーネント)のホスト名またはIPアドレス
変更後の管理サーバ(ITサービス管理機能 Webコンポーネント)のホスト名またはIPアドレスを指定します。
ITSM_SERVER_PORT=ITサービス管理機能 WebコンポーネントのWebコンソールのポート番号
変更後のITサービス管理機能 WebコンポーネントのWebコンソールのポート番号を指定します。
その他のパラメーター
指定しません
以下の形式で指定してください。
スキーム://管理サーバ(ITサービス管理機能 Webコンポーネント)のホスト名またはIPアドレス(IPv4):ITサービス管理のWebコンソールのポート番号
ITサービス管理のWebコンソールをHTTPS通信に変更した場合は、スキームに「https」を指定してください。それ以外の場合は「http」を指定します。
例)
http://198.51.100.10:18311
手順
管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能 収集分析コンポーネント)に、スーパー・ユーザーでログインします。
以下のコマンドを実行します。
# /opt/FJSVbsmcom/bin/swcbsm_change_dashboard 運用分析ダッシュボードセットアップパラメーターファイル
設定変更完了後、以下のメッセージが表示されていることを確認します。
Dashboard change is completed.
通信のスキーム(HTTP、HTTPS)を変更した場合は、以下のa,b,cを行います。変更していない場合は実施不要です。以降の項目を実施してください。
/etc/td-agent/plugin/akp/document/config.jsonファイルをテキストエディタで開き、base_urlの<ITサービス管理の接続先>を変更します。
{ "otrs": { "otrs.config": { … "base_url": "<ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice", …
/etc/td-agent/plugin/dashboard/ticket/get_itsm_tickets.jsonファイルをテキストエディタで開き、base_urlの<ITサービス管理の接続先>を変更します。
{ "ticket": { … "ticket.system.config": { "base_url": "<ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice", …
/etc/opt/FJSVbsmana/deleter/config/deleter.confファイルをテキストエディタで開き、
「itsm.ticket.search.url」、
「itsm.archive_schemas.url」および「itsm.faq.search.url」の<ITサービス管理の接続先>を変更します。
[TicketDeleter] … itsm.ticket.search.url = <ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice/Dashboard/TicketIDs itsm.archive_schemas.url = <ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice/Dashboard/ArchiveSchemas itsm.faq.search.url = <ITサービス管理の接続先>/otrs/nph-genericinterface.pl/Webservice/Dashboard/FAQIDs …
運用分析ダッシュボードにログインします。
フィールドの設定を変更します。
Side Navigationの[Management]→[Stack Management]をクリックします。
[Index Patterns]をクリックします。
[itsm.tickets]、[itsm.tickets.change_management]、[itsm.tickets.monitoring_incident]、[itsm.utilized_knowledge]の各運用データのそれぞれに対して以下を行ってください。
Nameが[TicketNumber]のフィールドの鉛筆アイコンをクリックします。
一覧上部にある検索バーにキーワードを入力することで一覧をフィルタリングできます。
URL templateの<ITサービス管理の接続先>の部分を変更します。
<ITサービス管理の接続先>/otrs/index.pl?Action=AgentTicketZoom;TicketNumber={{value}} |
[Save field]ボタンをクリックします。
[itsm.tickets]の運用データに対して以下を行ってください。
Nameが[Cluster.ClusterID]のフィールドの鉛筆アイコンをクリックします。
一覧上部にある検索バーにキーワードを入力することで一覧をフィルタリングできます。
URL templateの<ITサービス管理の接続先>の部分を変更します。
<ITサービス管理の接続先>/otrs/index.pl?Action=AgentExternalObjectOverview;…;WidgetID={{value}} |
[Save field]ボタンをクリックします。
[ITサービス管理画面リンク]ウィジェットの設定を変更します。
Side Navigationの[Visualize]をクリックします。
→ ウィジェットの一覧が表示されます。
ウィジェットの一覧が表示されなかった場合は、再度[Visualize]をクリックしてください。
表示されているウィジェットの一覧から、[ITサービス管理画面リンク]のウィジェットを選択します。
一覧上部にある検索バーに、キーワードを入力することで一覧をフィルタリングできます。
[Markdown]内の<ITサービス管理の接続先>を変更します。
### [→ ITサービス管理画面を開く](<ITサービス管理の接続先>/otrs/index.pl)
プレビューボタンをクリックして、プレビューを確認します。
[ITサービス管理画面リンク]ウィジェットを保存します。
Toolbarの[Save]をクリックします。
元のウィジェットを上書き保存するため、[Save as a new visualization]のチェックはOFFにします。
[Confirm Save]ボタンをクリックします。
管理サーバ(運用分析ダッシュボード機能 収集分析コンポーネント)に、スーパー・ユーザーでログインします。
bsm-agentサービスを再起動します。
# service bsm-agent stop # service bsm-agent start