多くの運用では、リカバリのためにアーカイブファイルを取得し、バックアップを取ったならば、それ以前のアーカイブファイルを破棄します。
しかし、ある時点で実行中のトランザクションが過去に挿入したユーザログを含むアーカイブファイルが破棄されると、完全な抽出ファイルを作成することができなくなります。
これを防ぐために、pgx_stat_userlogビューのrequired_filenameカラムを参照して、これよりも前のアーカイブファイルを削除してください。
注意
pgx_dumpallコマンドを使用しないでください。このコマンドはバックアップした後にバックアップ以前のアーカイブファイルを自動的に削除してしまうからです。
あるインスタンスのアーカイブファイルを削除するときには、他のインスタンスのpgx_stat_userlogビューで得たファイル名を使わないでください。わずかに時差があって、そのアーカイブファイルがまだ必要とされているかもしれないからです。