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Big Data Integration ServerV1.7.0 利用ガイド

searcherのセットアップ手順について説明します。

5.2.4.1 ポート番号の定義

directorからの要求を受け付けるポート番号を指定します。

searcherを配置するサーバの以下のファイルに、searcherで使用するポート番号を指定します。

/etc/services

指定形式を以下に示します。


指定形式

サービス名 ポート番号/プロトコル

サービス名

searcherを連想することが可能な文字列を指定します。

ポート番号

searcherを配置するサーバで使用していないポート番号を指定します。OSが動的使用するポート番号と重複しないように注意してください。

プロトコル

tcpを指定します。


定義例を以下に示します。

searcherのサービス名を“shuns01”と指定する場合

shuns01 23501/tcp                                           (1)

(1) directorからの要求を受け付けるポート番号

注意

directorからの要求を受け付けるポート番号は、システム用動作環境ファイルのSearcherパラメタに指定する必要があります。

参照

システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“検索編 導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。


5.2.4.2 searcher用動作環境ファイルの編集

searcher用動作環境ファイルは、searcherを配置するサーバにおいて、以下のサンプルのsearcher用動作環境ファイルを複写して、編集します。

/etc/opt/FJSVbsb/shun/etc/searcher/searcher.cfg-sample

編集したsearcher用動作環境ファイルは、サンプル用と同じディレクトリにsearcher識別子.cfgというファイル名で格納します。

searcher識別子は、8バイト以内の半角英数字の文字列を使用します。

注意

  • サーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する場合は、SearchDataFileFolderパラメタを指定する必要があります。

  • 代替searcherの場合は、運用のsearcherを配置するサーバの設定に合わせてsearcher用動作環境ファイルで、SearchDataFileFolderパラメタを指定する必要があります。

参照

searcher用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“検索編 導入・運用ガイド”の“searcher用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。


5.2.4.3 OSの設定

searcherを配置するサーバでの、OSの設定について説明します。


IPC資源の設定

インメモリ検索では、本機能を構成するプロセス間通信のため、OSの提供するSystem V IPC資源を使用しています。そのため、本機能を動作させるには、本機能の動作環境の定義に応じたIPC資源を設定する必要があります。

IPC資源の設定の詳細は、“IPC資源の設定”を参照してください。

5.2.4.4 システム用動作環境ファイルの編集

conductorを配置するサーバでシステム用動作環境ファイルを編集します。

  1. 以下のサンプルのシステム用動作環境ファイルを複写して、編集します。

    /etc/opt/FJSVbsb/shun/etc/system/system.cfg-sample
  2. 編集したシステム用動作環境ファイルは、サンプル用ファイルと同じディレクトリにShunsakuシステム名.cfgというファイル名で格納します。
    Shunsakuシステム名は、8バイト以内の半角英数字の文字列を使用します。

  3. システム用動作環境ファイルに、以下のパラメタを追加します。

    実行パラメタ名

    意味

    Searcher

    searcherのサーバ情報

    注意

    すでにシステム用動作環境ファイルが存在する場合は、手順1.と手順2.は不要です。


参照

システム用動作環境ファイルの実行パラメタの詳細については、“検索編 導入・運用ガイド”の“システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”を参照してください。