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Big Data Integration ServerV1.7.0 利用ガイド

3.1.1 インストール時に必要なハードウェア容量

インスト-ル時に必要なハードウェア容量について説明します。

各機能で必要な容量を示していますので、お使いになる機能に応じて合算してください。

3.1.1.1 収集機能を使用する場合

収集機能を使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

インストールに必要となる空きディスク容量があることを確認してください。

ディスク容量

収集機能をインストールするには以下のディスク容量が必要です。

サーバ種別

ディレクトリ

ディスク容量(単位:メガバイト)

収集エージェント

/opt

350 (注)

/etc

5

/var

1150

収集サーバ

/opt

450 (注)

/etc

5

/var

1150

注)富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」(/opt/FJSVcir)の248メガバイトも含まれています。

メモリ容量

収集機能を使用する場合、以下のメモリ容量(OS除く)が必要です。

サーバ種別

メモリ容量(単位:メガバイト)

収集エージェント

100以上

収集サーバ

256以上

3.1.1.2 スキーマレス加工を使用する場合

本機能をインストールするには以下のハードウェアが必要です。

インストールに必要となる空きディスク容量があることを確認してください。

3.1.1.3 並列分散処理を使用する場合

並列分散処理を使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

インストールに必要となる空きディスク容量があることを確認してください。

3.1.1.3.1 静的ディスク容量

本機能を新規にインストールする場合、以下の静的ディスク容量(OS 除く)が必要です。

サーバ種別

ディレクトリ

ディスク容量(単位:メガバイト)

マスタサーバ

/opt

3,200 (注)

/etc

5

/var

1150

スレーブサーバ

/opt

3,200 (注)

/etc

5

/var

1150

開発実行環境サーバ

/opt

6,500 (注)

/etc

5

/var

1150

注)富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」(/opt/FJSVcir)の248メガバイトも含まれています。

DB連携機能を使用する場合

データ提供側サーバおよびデータ利用側サーバへ新規にインストールする場合、以下の静的ディスク容量(OS 除く)が必要です。

サーバ種別

ディレクトリ

ディスク容量(単位:メガバイト)

データ提供側サーバ

/opt

500 (注)

/etc

5

/var

450

データ利用側サーバ

/opt

500 (注)

/etc

5

/var

450

注)富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」(/opt/FJSVcir)の248メガバイトも含まれています。


DB連携機能を使用する場合、DB連携機能の各機能を導入するサーバで必要な可用性を確保するための仕組みを導入する必要があります。

注意

  • 可用性を担保する仕組みについては、システム管理者が自身で運用設計する必要があります。

  • 複数のデータベースを連携させる場合、/optディレクトリに必要な静的ディスク容量は以下の見積り式で計算してください。
    運用業務に関する初回設定で複製したDBアダプタのモジュール数 × 500MB

3.1.1.3.2 動的ディスク容量

本機能を使用する場合、マスタサーバ、スレーブサーバ、および開発実行環境サーバでは静的ディスク容量に加えて、業務で利用するデータ量に依存して動的ディスク容量の見積もりも必要です。以下の要因を考慮し、必要ディスク容量を準備してください。

サーバ種別

要因

マスタサーバ

HDFSメタ情報(ファイルシステムイメージファイル、編集ログファイル)

Journalノード編集ログファイル

ログファイル

スレーブサーバ

実データ(業務で利用する分割データ)

中間ファイル(アプリケーションで利用する一時ファイル)

開発実行環境サーバ

Journalノード編集ログファイル

ログファイル

また、Apache HadoopのファイルシステムにHDFS NFS Gatewayを使用する場合は、80GBのディスク容量を一時的に利用します。業務で利用するデータ量に本ディスク容量を加えて準備してください。

注意

DB連携機能を使用する場合、データ連携のために必要なデータ容量が別途必要になります。ディスク容量の監視などを行い、ディスク容量が枯渇する前にディスクの増設などをおこなってください。

3.1.1.3.3 コア数

本機能を使用する場合、マスタサーバ、スレーブサーバおよび開発実行環境サーバでは以下のコア数が必要です。

コア数

2個以上

3.1.1.3.4 メモリ容量

本機能を使用する場合、以下のメモリ容量(OS除く)が必要です。

並列分散処理を使用する場合

サーバ種別

メモリ容量(単位:ギガバイト)

マスタサーバ

4.0 以上

スレーブサーバ

4.0 以上

開発実行環境サーバ

2.0 以上

並列分散処理EDI連携およびDB連携機能を使用する場合

サーバ種別

メモリ容量(単位:ギガバイト)

マスタサーバ

4.0 以上

スレーブサーバ

4.0 以上

開発実行環境サーバ

6.0 以上

データ提供側サーバ

2.0以上

データ利用側サーバ

1.0以上

注意

複数のデータベースを連携させる場合、データ提供側サーバおよびデータ利用側サーバに必要なメモリ容量は以下の見積り式で計算してください。

  • データ提供側サーバ
    運用業務に関する初回設定で複製したDBアダプタのモジュール数 × 2.0GB 以上

  • データ利用側サーバ
    運用業務に関する初回設定で複製したDBアダプタのモジュール数 × 1.0GB 以上

3.1.1.3.5 システムパラメーター

本機能を安定した状態で運用するためにチューニングが必要となるシステムパラメーターについて説明します。

【マスタサーバ】

マスタサーバ(プライマリ)、およびマスタサーバ(セカンダリ)で必要となるシステムパラメーターのチューニング値は以下のとおりです。

セマフォ

セマフォの設定値は、各パラメーター値を以下の形式で指定します。

kernel.sem = SEMMSL値 SEMMNS値 SEMOPM値 SEMMNI値

パラメーター

説明

設定値

種別

SEMMSL値

セマフォ識別子あたりの最大セマフォ数

変更なし

SEMMNS値

システム全体のセマフォ数

11

加算

SEMOPM値

セマフォコールあたりの最大演算子数

変更なし

SEMMNI値

システム全体のセマフォ演算子数

2

加算

メッセージキュー

パラメーター

説明

設定値

種別

kernel.msgmax

メッセージの最大サイズ

16384

最大

kernel.msgmnb

1つのメッセージキューに保持できるメッセージの最大値

4194304

最大

kernel.msgmni

システム全体のメッセージキューの最大値

8192

最大

【スレーブサーバ】

スレーブサーバで必要となるシステムパラメーターのチューニング値は以下のとおりです。

セマフォ

セマフォの設定値は、各パラメーター値を以下の形式で指定します。

kernel.sem = SEMMSL値 SEMMNS値 SEMOPM値 SEMMNI値

パラメーター

説明

設定値

種別

SEMMSL値

セマフォ識別子あたりの最大セマフォ数

変更なし

SEMMNS値

システム全体のセマフォ数

11

加算

SEMOPM値

セマフォコールあたりの最大演算子数

変更なし

SEMMNI値

システム全体のセマフォ演算子数

2

加算

【開発実行環境サーバ】

開発実行環境サーバで必要となるシステムパラメーターのチューニング値は以下のとおりです。

セマフォ

セマフォの設定値は、各パラメーター値を以下の形式で指定します。

kernel.sem = SEMMSL値 SEMMNS値 SEMOPM値 SEMMNI値

パラメーター

説明

設定値

種別

SEMMSL値

セマフォ識別子あたりの最大セマフォ数

変更なし

SEMMNS値

システム全体のセマフォ数

11

加算

SEMOPM値

セマフォコールあたりの最大演算子数

変更なし

SEMMNI値

システム全体のセマフォ演算子数

2

加算

3.1.1.4 ディスク検索を使用する場合

本機能をインストールするには以下のハードウェアが必要です。

インストールに必要となる空きディスク容量があることを確認してください。

参照

本機能を動作させるために必要な資源については、“加工編 導入・運用ガイド”の“メモリ見積り式”を参照してください。

3.1.1.5 インメモリ検索を使用する場合

本機能を使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

インストールに必要となる空きディスク容量があることを確認してください。

注意

  • 上記は本機能のインストール時に必要な空きディスク容量です。

  • 各サーバで使用する機能の組合せに応じて、必要なディスク容量を算出してください。

参照

  • インメモリ検索サーバで本機能を動作させるために必要な資源については、“検索編 導入・運用ガイド”の“資源の見積り”を参照してください。

  • インメモリ検索クライアントでアプリケーションを実行するために必要な資源については、“検索編 アプリケーション開発ガイド”の“資源の見積り”参照してください。

3.1.1.6 単一サーバ構成の場合

単一サーバ構成の場合、以下のハードウェアが必要です。

3.1.1.6.1 ディスク容量

単一サーバ構成でインストールするには以下のディスク容量が必要です。

サーバ種別

ディレクトリ

ディスク容量(単位:メガバイト)

単一サーバ

/opt

500 (注)

/etc

5

/var

1150

収集エージェント

/opt

350 (注)

/etc

5

/var

1150

注)富士通ミドルウェア製品共通のツール「アンインストールと管理(ミドルウェア)」(/opt/FJSVcir)の248メガバイトも含まれています。