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Symfoware Server V12.10.0 SQLTOOLユーザーズガイド

5.24 SET STATISTICS文

機能

表およびインデックスの最適化情報を変更します。

データベース簡単運用の場合は利用できません。

記述形式

表の最適化情報変更
SET STATISTICS FOR TABLE <表名>
RECORD (レコード件数) [PRINT ファイル名]
インデックスの最適化情報変更
SET STATISTICS FOR INDEX <インデックスDSO名>
DIFFERENT KEY(異なるキー値数[,異なるキー値数]…) [PRINT ファイル名]
ファイルより最適化情報変更
SET STATISTICS FOR FILE ファイル名[PRINT ファイル名]
ファイル名:

FILEで指定するファイル名は、サーバ側の入力ファイル名を絶対パスで指定します。PRINTで指定するファイル名は、サーバ側の出力先ファイル名を絶対パスで指定します。

レコード件数:

格納するレコード件数を設定します。

異なるキー値数:

インデックスを構成する列に格納するデータについて、設定する値の種類の数を設定します。

一般規則

インデックスの最適化情報を変更する場合、設定されている表の最適化情報のデータを使用するため、表の最適化情報設定後に変更してください。

参照

ファイルの形式は入出力情報とも共通です。ファイルの形式については、“RDB運用ガイド(データベース定義編)”を参照してください。

本機能で設定する情報は、rdbddlexコマンドのSET STATISTICS文またはrdbupsコマンドで設定する情報に以下のように対応します。

参照

SET STATISTICS文の詳細は、“SQLリファレンス”を参照してください。rdbupsコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。

格納構造がSEQUENTIALまたはOBJECTの場合
rdbddlexコマンドまたはrdbupsコマンドで設定する情報:

本機能での設定内容

格納レコード件数:

指定されたレコード数を設定するDSIが分割されている場合は、DSI数で割った値を各DSIに設定します。

データ部の使用ページ数:

指定されたレコード数と定義内容を元に使用ページ数を算出し設定します。可変カラムを含む場合は最大長で算出します。

格納構造がRANDOMの場合
rdbddlexコマンドまたはrdbupsコマンドで設定する情報:

本機能での設定内容

格納レコード件数:

指定されたレコード数を設定するDSIが分割されている場合は、DSI数で割った値を各DSIに設定します。

プライム部の使用ページ数:

指定されたレコード数と定義内容を元に使用ページ数を算出し設定します。可変カラムを含む場合は最大長で算出します。

オーバフロー部の使用ページ数:

0を設定します。

オーバフロー部の平均ページ数:

0を設定します。

オーバフロー部の最大ページ数:

0を設定します。

格納構造がBTREEの場合
rdbddlexコマンドまたはrdbupsコマンドで設定する情報:

本機能での設定内容

データ部の使用ページ数:

表のレコード数と定義内容を元に使用ページ数を算出し設定します。

インデックスの高さ:

表のレコード数により自動的に値を設定します。

異なるキー値数:

指定された異なるキー値数を設定するDSIが分割されている場合は、DSI数で割った値を各DSIに設定します。

使用例

例1

表の最適化情報変更

SQL>SET STATISTICS FOR TABLE SCM1.TBL1 RECORD(100)
例2

インデックスの最適化情報変更

SQL>SET STATISTICS FOR INDEX IX_DSO1 DIFFERENT KEY(10,12)
例3

ファイルより最適化情報変更

SQL>SET STATISTICS FOR FILE /tmp/statistics.log