環境構築や運用中に発生したトラブルの原因が判明しない場合、初期調査のための情報を採取します。ここでは初期調査のための情報の採取方法について説明します。
LinuxまたはSolarisの場合
FJQSS(資料採取ツール)により、トラブル調査に必要な情報を採取できます。
FJQSSの使用方法については、本製品のメディアに同梱されている“FJQSSユーザーズガイド”を参照してください。
FJQSSユーザーズガイドを参照するには、本製品のメディアの以下のファイルをブラウザから開きます。
本製品のメディア/FJQSS/manual/index_jp.html
FJQSS(資料採取ツール)による資料採取
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVqstl/fjqss_collect
製品選択画面が表示されますので、調査資料を採取する製品の番号を指定して[Enter]を入力します。
表示される画面の指示に従い、“Y[Enter]”を入力します。
資料採取が完了すると、調査資料の出力先ディレクトリが表示されます。表示されたディレクトリに調査資料が作成されていることを確認します。
調査資料の出力先ディレクトリの配下に以下のファイルが作成されます。このファイルを富士通サポート員までお送りください。
resultYYYYMMDDHHMMSS.tar.gz
(YYYYMMDDHHMMSS: 資料採取を実行した年月日時分秒)
注意
FJQSSで、初期調査のための情報を採取する際は、必ず以下の環境変数を設定しておいてください。
LXREPCONFIG
PGUSER
(データベースのスーパーユーザを指定)(注)
PGSSLMODE
(通信データを暗号化している場合に、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresの通信データの暗号化設定を指定)(注)
Linkexpressを使用するのに必要な環境変数
Linkexpress Replication option を使用するのに必要な環境変数
注) パスワード認証に関する詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。
DBミラーリングシステム連携の環境の情報を採取する際は、さらに以下の環境変数を追加で指定してください。
指定する環境変数の詳細については、Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresのマニュアルを参照してください。
PGHOST
(DBミラーリングシステムを構成するデータベースサーバのホスト名をカンマ区切りで指定)
PGPORT
(DBミラーリングシステムを構成するデータベースサーバのポート番号をカンマ区切りで指定)
PGXSSLSERVERCERTCN
(証明書を使用してSSL認証を行う場合に、サーバ群の共通証明書のCN名を指定)
FJQSSで、初期調査のための情報を採取する際は、レプリケーションサービスの環境を構築しているSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresのインスタンスを起動しておいてください。
Windowsの場合
FJQSS(資料採取ツール)により、トラブル調査に必要な情報を採取できます。
FJQSSの使用方法については、以下で表示されるマニュアルを参照してください。
「スタート」または[アプリ]メニューの[FJQSS(資料採取ツール)]-[FJQSS ユーザーズガイド]
FJQSS(資料採取ツール)による資料採取
[スタート]または[アプリ]メニューから、[FJQSS(資料採取ツール)]-[資料採取(MW製品名)]を起動します。
コマンドプロンプトが開きますので、表示される画面の指示に従い、必要な情報の入力後、“Y[Enter]”を入力します。
資料採取が完了すると、調査資料の出力先フォルダが表示されます。表示されたフォルダに調査資料が作成されていることを確認します。
[Enter]を入力して、コマンドプロンプトを終了します。
調査資料の出力先フォルダの配下に以下のファイルが作成されます。このファイルを富士通サポート員までお送りください。
resultYYYYMMDDHHMMSS_1_1.cab
(YYYYMMDDHHMMSS: 資料採取を実行した年月日時分秒)
注意
FJQSSで、初期調査のための情報を採取する際は、必ず以下の環境変数を設定しておいてください。
Linkexpress Replication option を使用するのに必要な環境変数
FJQSSで、初期調査のための情報を採取する際は、レプリケーションサービスの環境を構築しているSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresのインスタンスを起動しておいてください。