抽出処理から格納処理までの処理の流れを説明します。
以下は、オープンサーバ間のレプリケーションの処理の流れを示しています。
グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションについては、“システム設計ガイド”の“グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーション”を参照してください。
抽出処理によりレプリケーション対象のデータを“抽出データ格納ファイル”に格納します。
抽出したデータがレプリケーション対象の全データの場合(全件抽出)は、全複写となります。抽出定義に従って、抽出対象のすべてのデータが抽出データ格納ファイルに格納されます。
抽出したデータが差分ログファイル中の差分ログ(差分抽出)の場合は、一括差分複写となります。一時的な格納領域に蓄積された差分ログが、抽出定義に従い差分ログファイルに振り分けられ、その後、抽出処理により、差分ログファイルの差分ログが抽出データ格納ファイルに格納されます。
全件抽出と差分抽出の切分けは、抽出処理で実行する“データベース抽出コマンド”のオプションで指定することができます。詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
抽出データ格納ファイルのデータを複写先システムの“受信ファイル”に転送します。
データの転送には、Linkexpressのファイル転送機能(ファイル送信またはファイル受信)を使用します。ファイル転送については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。
格納処理により、受信ファイルのデータがDBサービス定義に従って、複写先データベースに格納されます。
データの格納は、LinkexpressのDB連携機能を使用します。 DB連携機能については、“Linkexpress 運用ガイド”を参照してください。