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Enterprise Postgres 17 SP1 知識データ管理機能 利用ガイド

1.1 知識データ管理機能の概要

知識データ管理機能では、ベクトルとグラフを利用する意味的関係性に基づいた検索、およびそれらのデータを管理することができます。

Retrieval-Augmented Generation(RAG)アプローチで大規模言語モデル(LLM)を使用する場合、LLMに与える外部の知識データが必要になります。Fujitsu Enterprise Postgresではベクトル形式やグラフ形式の知識データを管理できるため、それぞれの形式に対応する専用データベースを用意する必要がありません。また、Fujitsu Enterprise Postgresのデータベースの多重化や、アクセス制御、データ暗号化などの機能を使用して、知識データを安全に管理できます。

知識データ管理機能では、既存の検索に加え、以下の3つの方法で知識データを検索できます。

また、知識データへのアクセスは、アプリケーションからFujitsu Enterprise PostgresへSQL文を発行することで行えます。また、AIアプリケーション開発フレームワークのLangChainを使用して、Fujitsu Enterprise Postgresの知識データにアクセスすることができます。

知識データ管理機能でできること

知識データ管理機能では、以下が実施できます。