Fujitsu Enterprise Postgresの.NET Data Providerには、オブザーバビリティフレームワークであるOpenTelemetryによるトレーシングをサポートするプラグインが同梱されています。これにより、Npgsqlにトレースデータを発行させることが可能になります。
OpenTelemetryプラグインはローカルのNuGetパッケージとして提供されています。ローカルにインストールするには、以下の手順で行います。
OpenTelemetryのNuGetパッケージは、以下に格納されています。“<x>”は製品のバージョンを示します。
Linuxの場合
<Fujitsu Enterprise Postgresクライアント機能のインストールディレクトリ>/DOTNET/Npgsql.OpenTelemetry.<x>.0.0.nupkg
Windows(R)の場合
<Fujitsu Enterprise Postgresクライアント機能のインストールディレクトリ>\DOTNET\Npgsql.OpenTelemetry.<x>.0.0.nupkg
NuGetローカルパッケージソースが存在しない場合は、追加します。
Linuxの場合
上記のNugetパッケージ格納場所をローカルパッケージソースとして追加します。
dotnet nuget add source <Fujitsu Enterprise Postgresクライアント機能のインストールディレクトリ>/DOTNET -n <ソース名>
Windows(R)の場合
Visual Studioを起動し、[ツール] - [オプション] - [NuGet パッケージ マネージャー]をクリックし、[パッケージ ソース]を選択します。
右上隅の[+]ボタンをクリックし、[名前]フィールドに“ローカル パッケージ ソース”を入力します。
[...]ボタンをクリックし、上のフォルダを検索します。このフォルダを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
ローカルのパッケージソースからNuGetパッケージをインストールします。
Linuxの場合
プロジェクトファイルにパッケージ参照を追加します。
dotnet add <プロジェクトファイルのパス> package Npgsql.OpenTelemetry
Windows(R)の場合
Visual Studioを起動し、[ツール] - [NuGet パッケージ マネージャー] - [ソリューションの NuGet パッケージの管理]をクリックします。
右上隅にある[パッケージ ソース]から“ローカルパッケージソース”を選択します。
ローカルパッケージソースを設定すると、このローカルロケーションにある利用可能なすべてのNuGetパッケージが表示されます。“Npgsql.OpenTelemetry”を選択し、このパッケージをインストールするプロジェクトを選択します。
[インストール]をクリックします。