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Enterprise Postgres 17 SP1 運用ガイド

C.4 pgx_password_history

パスワード履歴を管理するためのシステムカタログです。パスワード再利用の確認やパスワード・ロールオーバーのために使用されます。DROP ROLE実行時は自動で該当行が削除されます。

このカタログはパスワードを含んでいるため、第三者が内容を読むことができないようにしなければいけません。

このシステムカタログはパスワード更新時に更新され、パスワード再利用の制限が有限である場合、不要な履歴の削除も合わせて行われます。カタログから削除された過去のパスワードについては、過去に使用されていないものとして扱われます。passhistpasswordは、password_encryptionパラメータで指定された形式で保存されます。

説明

passhistroleid

oid

パスワ-ドが設定されているユーザーの識別子
(passhistroleid, passhistpassword)でユニーク制約を設定

passhistpassword

text

ハッシュ化されたパスワード
pg_authidのrolpasswordの値を履歴として保存します
(NOT NULL制約)

passhistpasswordsetat

timestamp with time zone

該当パスワードに更新した時刻
(NOT NULL制約)