パラレルクエリの実行時に利用可能なCPUが不足する場合があります。この時点で動的ワーカーを追加しても、コンテキスト切り替えによるオーバーヘッドが発生する可能性があります。
Fujitsu Enterprise Postgresでは、パラレルクエリのワーカー数を決定する際にCPUリソースの空きチェックを実施し、ワーカー数を決定します。
CPUリソースの空きチェックでは、SQL文の実行時点で、CPU使用率(システムリソースに十分な空きがあるか)を確認し、サーバ内にコア2個分以上のCPU使用率の空きがある場合にのみ、パラレルクエリが計画されます。
例えば、コアの搭載数が4であり、コア1からコア4までの空きの総和が200%以上であればパラレルクエリが計画されますが、200%未満の場合にはパラレルクエリは計画されません。