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Enterprise Postgres 17 SP1 運用ガイド

9.7.1 トランザクションIDの使用量の推移の監視

以下のSQLを実行して、トランザクションIDの使用量の推移を監視します。

# SELECT max(age(datfrozenxid)) FROM pg_database WHERE datallowconn = true;

自動バキュームによるトランザクションIDの使用量の減少が不十分な場合は、積極的なタプル凍結をスケジュールしてください。

自動バキュームによる減少量が十分かどうかの判断

何回かの自動バキュームによる凍結処理を含む区間の全体を見ると、トランザクションIDの使用量は、自動バキュームの動作開始と終了によって、autovacuum_freeze_max_ageの設定値を挟んだノコギリの歯のようなグラフになります。もし使用量のピークが徐々に大きくなっているならば、減少量が不十分な可能性があります。特にautovacuum_freeze_max_age以下にならなくなった場合は、確実に減少量が不十分です。