ページの先頭行へ戻る
Enterprise Postgres 17 SP1 導入ガイド(サーバ編)

4.7.10 pgBackRest

本機能は、サーバコマンドを使用した運用でのみ利用可能です。WebAdminで作成したインスタンスでは使用できません。

archive_commandに設定するシェルコマンドが競合するため、pgBackRestを使用する場合は、pg_rman、pgx_dmpallコマンド、pgx_rcvallコマンドは使用できません。

4.7.10.1 pgBackRestのセットアップ

  1. pgBackRestをインストールします。

    Fujitsu Enterprise Postgresサーバと同じホストでpgbackrestコマンドを使用する場合は、“サーバプログラム”のDVDを利用して、pgBackRestをインストールしてください。Fujitsu Enterprise Postgresサーバと異なるホストでpgbackrestコマンドを使用する場合は、“クライアントプログラム”のDVDを利用して、pgBackRestをインストールしてください。

  2. pgBackRestの環境変数PATHを設定します。

    pgBackRestの資材は/opt/fsepv<x>pgbackrest配下に格納されています。使用するpgBackRestの資材の格納先/binに対して環境変数PATHを設定してください。

    $ export PATH=/opt/fsepv<x>pgbackrest/bin:$PATH
  3. pgBackRestのセットアップを実施します。

    詳細はpgBackRestのホームページ(https://pgbackrest.org/)にアクセスし、User Guidesを参照してください。

4.7.10.2 pgBackRestのアンセットアップ

  1. postgresql.confファイルのパラメータを設定します。

    セットアップ時に指定した情報を元に戻します

  2. Fujitsu Enterprise Postgresを再起動します。

  3. 定期的なバックアップを実行するように設定していた場合は、設定を解除します。

4.7.10.3 pgBackRestが接続可能なサーバ

pgBackRestが接続可能なサーバは以下の表のとおりです。

表4.1 接続可能なサーバ

OS

製品名

Linux

  • Fujitsu Enterprise Postgres Advanced Edition 17、または、17 SP1

  • Fujitsu Enterprise Postgres Standard Edition 17、または、17 SP1