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Enterprise Postgres 17 SP1 導入ガイド(サーバ編)

5.3 サイレント形式でのアンインストール

以下の手順でアンインストールしてください。

エラーメッセージなどサイレント形式でのアンインストールの詳細については、Fujitsu Enterprise Postgresの製品サイトの技術情報を参照してください。

1.アプリケーションおよびプログラムの停止

最初に以下を停止してください。

2. インスタンス停止

アンインストールする製品を利用しているすべてのインスタンスを停止します。

WebAdminでインスタンスを作成した場合

[インスタンス]タブで停止するインスタンスを選択し、をクリックします。

initdbコマンドでインスタンスを作成した場合

以下の手順でサービスを停止してください。

  1. [サービス]ウィンドウを表示する

    Windowsの[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。

  2. サービスを停止する

    サービス名一覧の中から、停止したいインスタンス名を選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。アプリケーションおよびコマンドの実行中にサービスの停止を行うとFujitsu Enterprise Postgresはそれらを強制終了して正常停止します。

net stopコマンドまたはsc stopコマンドにサービス名を指定して停止することもできます。

3. WebAdminの停止

WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。

作業の詳細は、“B.1.4 WebAdminのWebサーバ機能の停止”を参照してください。

4. Windowsサービス登録の解除(initdbコマンドでインスタンスを作成した場合)

Windowsサービスに登録したインスタンスを解除してください。

pg_ctlコマンドのunregisterモードで、登録したサービス名を指定してWindowsサービスのインスタンスを解除します。

コマンドは、“Administrator”権限のあるインスタンス管理者ユーザーで実行してください。なお、その際は“管理者: コマンドプロンプト”から実行する必要があります。[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、“管理者: コマンドプロンプト”を起動してください。

登録したサービス名が“inst1”の場合の実行例を示します。

> pg_ctl unregister -N "inst1"

参考

アンインストールする前にサービス登録を解除するようにしてください。サービスが起動した状態でアンインストールを行うと、いくつかのファイルが残ってしまいます。

またサービスを解除しないでアンインストールをしてしまった場合には、サーバコマンドからsc deleteコマンドによりサービスを解除してください。

5. イベントログに関する登録の削除

イベントログへの出力を行っている場合は、“4.2.5 イベントログに出力するための準備”に従って、DLLの登録作業を行っています。

不必要な問題が発生しないようにするためにも、“PostgreSQL Documentation”の“Server Administration”の“Registering Event Log on Windows”を参照し、この登録を削除してください。

アンインストールする前に削除するようにしてください。アンインストールしてしまうと、削除ができなくなる可能性があります。


以下はデフォルトのイベントソース名で64ビット製品のDLL登録を削除する例です。

> regsvr32 /u "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\pgevent.dll"
マルチインスタンスの場合

イベントログに出力するメッセージをインスタンスごとに識別できるように、ユーザーが命名した任意のイベントソース名に対してメッセージを出力するように、DLLの登録作業を行っています。

インスタンスごとにDLL登録の削除が必要ですので、それぞれのイベントソース名によるDLL登録を削除してください。

以下はイベントソース名を“Fujitsu Enterprise Postgres inst1”として64ビット製品のDLLを削除する例です。

> regsvr32 /u /i:"Fujitsu Enterprise Postgres inst1" "c:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>server64\lib\pgevent.dll"

なお、WebAdminを使用してインスタンスを作成した場合は、本操作は不要です。

マルチバージョンインストールの場合

本パッケージを使用して作成したインスタンスがイベントログにエラーログを出力する設定を行っていた場合、“4.2.5 イベントログに出力するための準備”で控えたDLLのパス名を使用して、デフォルトのイベントソース名を再登録してください。

6.コマンドプロンプトの起動

Windowsの[コマンドプロンプト]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックしてください。

7. アンインストーラの実行

以下のコマンドを実行します。

アンインストール後、インストール先のフォルダが残る場合があります。不要な場合は削除してください。

X:> インストールフォルダ\suninst.bat

X:製品をインストールしたドライブ