機能説明
本コマンドはCSをサーバ移行する場合に、旧バージョンCSのデータを新バージョンCSにリストアするための移入用バックアップを作成します。旧バージョンCSのバックアップと新バージョンCSのバックアップを入力として、バックアップデータをマージし、移入用バックアップを作成して出力します。
記述形式
atool_migration.exe | -old 旧バージョンCSバックアップ格納ディレクトリ -new 新バージョンCSバックアップ格納ディレクトリ -out 移入用バックアップ格納ディレクトリ |
オプション
旧バージョンCSのバックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。空白が含まれるパスは指定できません。また、指定できる文字数は半角100文字以内です。
新バージョンCSのバックアップデータを格納するディレクトリを絶対パスで指定します。空白が含まれるパスは指定できません。また、指定できる文字数は半角100文字以内です。
新バージョンのCSへ移入するバックアップデータを出力するディレクトリを絶対パスで指定します。空白が含まれるパスは指定できません。また、指定できる文字数は半角100文字以内です。
復帰値
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンド格納場所
CSの以下のフォルダ
CSのインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrators権限が必要です。
本コマンドは新バージョンのCSで実行する必要があります。
注意事項
移入用バックアップ格納ディレクトリには、空のディレクトリを指定する必要があります。
旧バージョンCSバックアップ格納ディレクトリ、新バージョンCSバックアップ格納ディレクトリ、移入用バックアップ格納ディレクトリには、ネットワークドライブを指定しないでください。
使用例
旧バージョンCSバックアップ格納ディレクトリに「C:\old」、新バージョンCSバックアップ格納ディレクトリに「C:\new」を指定し、「C:\out」ディレクトリへ移入用バックアップデータを出力します。
"C:\Program Files\Fujitsu\Systemwalker Desktop Patrol\FJSVsbtrs\bin\atool_migration.exe" -old C:\old -new C:\new -out C:\out |
処理が失敗した場合は、エラーメッセージが出力されます。詳細は、“3.3.23 データ移出コマンドで出力するメッセージ”を参照してください。