WSUSと連携した運用を行う場合は、以下の手順でアップストリームサーバの運用環境を設定します。
メインメニューにログインし、[WSUS]をクリックします。
グローバルナビゲーションに[WSUS]が表示されていない場合は、[環境設定]-[オプション]-[表示に関する設定]の[グローバルナビゲーションの表示設定]で、[WSUS]を「表示する」に設定してください。
→[WSUS]画面が表示されます。
[オプション]をクリックします。
→以下の画面が表示されます。[アップストリームサーバの設定]の各項目について入力します。
[アップストリームサーバの情報]を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
[アップストリームサーバの情報] | [変更]ボタンをクリックすると、アップストリームサーバを変更することができます。
|
[Microsoft Updateとの通信]の以下の項目を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
[プロキシを使用する] | Microsoft Updateとの通信にプロキシを使用する場合にチェックします。 チェックした場合は以下の指定が可能となります。
注意 [CSと非同居のアップストリームサーバを使用する]をチェックした場合は、パスワードを設定することはできません。アップストリームサーバにアクセスして手動でパスワードを設定してください。 |
[Microsoft Updateとの同期スケジュール]の以下の項目を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
[自動で同期する] | Microsoft Updateと自動で同期する場合にチェックします。 同期を行うことで、更新プログラムの情報の更新や、自動で承認した更新プログラムのダウンロードが行われます。 チェックした場合は以下の指定が可能となります。
チェックを外した場合は、Microsoft Updateとは自動で同期しませんので、必要に応じてWSUSを使用して手動で同期してください。 |
[自動承認]の以下の項目を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
[スケジュール] | 「遅延日数」で指定した日数以前に公開された更新プログラムがあるかどうかを確認する時間を指定します。 確認した結果存在した場合は自動的に承認を行います。 初期値は、「毎日3:00」です。
ポイント 更新プログラムがあるかどうかの確認はMicrosoft Updateと同期を行っているアップストリームサーバ上の情報で行います。したがって、本機能を使用する際にはMicrosoft Updateとの同期により更新プログラムの情報を最新にしておくことをお勧めします。 |
[自動承認]のアイコンの意味は以下のとおりです。
アイコン | 説明 |
---|---|
該当規則は自動承認の対象です。 | |
該当規則は自動承認の対象外です。 |
上記画面の項目の説明は、以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
[遅延日数] | 設定されている遅延日数を表示します。 |
[規則名] | 設定されている規則名を表示します。 |
上記画面の各操作ボタンの意味は以下のとおりです。
ボタン名 | 説明 |
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[追加] | 規則を追加します。 |
[編集] | 個々の規則内容を編集することができます。 |
[削除] | 個々の規則を削除することができます。 |
[追加]、[編集]を押すと自動承認の規則を設定する画面が表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
[規則名] | 自動承認の規則に対する規則名を設定します。 本規則名は、WSUSのコンソールの[オプション]-[自動承認]-[更新規則]画面で表示される規則名となります。 |
[自動承認] | Microsoft Updateとの同期によって新たに追加された更新プログラムを、自動的に承認する場合に“する”を選択します。 |
[承認をスケジュールで制御する] | [自動承認]で“する”を選択した場合のみ項目が表示されます。承認時刻や対象を制御したい場合にチェックします。 チェックした場合は以下の指定が可能となります。
チェックを外した場合は、[スケジュール]で設定されているタイミングではなく、同期直後に同期したパッチの自動承認を行います。 |
[プロパティ] | [製品][分類][コンピュータグループ]のプロパティツリーが表示されます。 自動的に承認したい項目をツリーから選択してください。 ポイント
|
[DSの設定]の以下の項目を入力します。
項目 | 説明 | ||
---|---|---|---|
[DSと同居するWSUS] | [連携する] | WSUS連携機能を使用する場合に選択します。 本設定により、「CS/DSの設定と稼働状況」画面のWSUS通信設定ができ、DSと同居するWSUSに対して設定することができます。 | |
[WSUSの接続先を上位CS/DSに変更する] | [DSと同居するWSUS]で[連携する]を選択した場合のみ項目が表示されます。 チェックをつけると、DSと同居するWSUSの接続先は、DSが接続する上位CS/DSのサーバとなります。 チェックを外すと、DSと同居するWSUSの接続先は変更されません。 すでにWSUS運用をしており、WSUS連携機能は使用したいが、WSUSの接続先は変更したくない場合はチェックを外してください。 初期値はチェックがついています。 | ||
[連携しない] | すでにWSUS運用を実施しており、WSUS連携機能を使用しない場合に選択します。本設定により、DSと同居するWSUSの接続先などの設定は変更されません。 |
[DSと同居するWSUS]を[連携する]にしたあと、メインメニューからDSパッケージをダウンロードしてインストールしてください。WSUSの導入状況に対して、Systemwalker Desktop Patrolの設定による接続先は以下になります。
項目 | ラジオボタン | [WSUSの接続先を上位CS/DSに変更する] | WSUS未導入PC (Systemwalker Desktop Patrolが 自動構築) | WSUS導入済環境 |
---|---|---|---|---|
[DSと同居するWSUS] | [連携する] | チェックする | DSが接続する上位CS/DSのサーバ | DSが接続する上位CS/DSのサーバ (Systemwalker Desktop Patrolは 接続先を変更する) |
チェックしない | 既存の接続先サーバ (Systemwalker Desktop Patrolは 接続先を変更しない) | |||
[連携しない] | ― | 既存の接続先サーバ (Systemwalker Desktop Patrolは 接続先を変更しない) |
V15.4.0以降のDSを使用している場合
CustomPolicy.exeコマンドの-sv.wsus.connectServerオプションを使用してください。CustomPolicy.exeコマンドの使用方法については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
V15.3.1以前のDSを使用している場合
DSを導入しているPCでWSUSの接続先を変更してください。
注意
CustomPolicyによる設定は常に有効になります。[WSUSの接続先を上位CS/DSに変更する]にチェックがある場合でも、CustomPolicyで設定した接続先になります。CustomPolicyを無効にする場合は、-sv.wsus.connectServerオプションに空文字を設定してください。
[CTの設定]の以下の項目を入力します。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
[WindowsUpdate] | [WindowsUpdateの接続先をCTの接続先サーバに変更する] | チェックをつけると、WindowsUpdateの接続先は、CTの接続先サーバになります。 チェックを外すと、WindowsUpdateの接続先は変更されません。 すでにWSUS運用をしており、WSUS連携機能は使用したいが、WindowsUpdateの接続先は変更したくない場合はチェックを外してください。 初期値はチェックがついています。 |
[WindowsUpdateの接続先をCTの接続先サーバに変更する]にチェックしたあとに、ダウンロードメニューからCTパッケージをダウンロードしてインストールしてください。
V15.3.1以降のCTを使用している場合
CustomPolicy.exeコマンドの-cl.wsus.connectServerオプションを使用してください。CustomPolicy.exeコマンドの使用方法については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。
V15.3.0以前のCTを使用している場合
CTを導入しているPCでWindowsUpdate接続先を変更してください。
注意
CustomPolicyによる設定は常に有効になります。[WindowsUpdateの接続先をCTの接続先サーバに変更する]にチェックがある場合でも、CustomPolicyで設定した接続先になります。CustomPolicyを無効にする場合は、-cl.wsus.connectServerオプションに空文字を設定してください。
[適用]ボタンをクリックします。
ポイント
Windows 10およびWindows 11の機能更新プログラム(Feature Update)も新たに運用対象としたい場合、Microsoft Updateとの初回同期が完了した後に、WSUSのコンソールを使用して[オプション]-[製品と分類]-[分類]タブにある「Upgrades」を同期対象にしてください。