12.1 ahsregistupin パスフレーズ登録コマンド

記述形式

ahsregistupin -f upinfile

機能説明

パスフレーズを暗号化してパスフレーズ管理ファイルに登録します。

オプション

-f upinfile

暗号化したパスフレーズを格納するパスフレーズ管理ファイルを指定します。

コマンド格納場所

Windows	Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ\mpwalker.jm\mpahs\bin
Solaris Linux	/opt/FJSVftlo/mpahs/bin

実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。

注意事項

パスフレーズには、秘密鍵管理環境を作成したときのパスフレーズと同じ文字列を指定してください。
パスフレーズ管理ファイルは、上書き保存されます。
本コマンドは、ネットワーク上でのパスフレーズの漏洩を防ぐため、コンソールで実行するか、または外部から接続されないLANで接続された端末で実行することを推奨します。
本コマンドの実行後、セキュリティ対策のため、以下の手順でパスフレーズ管理ファイルのアクセス権限を変更することを推奨します。【Windows版】
1. エクスプローラを起動します。
2. パスフレーズ管理ファイルを選択して右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
3. [セキュリティ]タブをクリックします。
4. プロパティの[セキュリティ]画面で、以下のグループ以外の[アクセス許可]設定に“拒否”を選択して、[OK]ボタンをクリックします。
  - Administrators
  - SYSTEM

使用例

パスフレーズの登録手順は、以下のとおりです。

【Windows版】

パスフレーズ(対話入力)を暗号化して、パスフレーズ管理ファイル“d:\mpahso\sslcert\upinfile”に登録する場合

C:\Systemwalker\MPWALKER.JM\mpahs\bin\ahsregistupin.exe -f d:\mpahso\sslcert\upinfile
  UserPIN: (注)
  Re-type UserPIN: (注)

注) 本文字列が表示された場合は、パスフレーズを入力してください。なお、入力される文字はエコーバックされません。

【UNIX版】

パスフレーズ(対話入力)を暗号化して、パスフレーズ管理ファイル“/export/home/mpahso/sslcert/upinfile”に登録する場合

/opt/FJSVftlo/mpahs/bin/ahsregistupin -f /export/home/mpahso/sslcert/upinfile
  UserPIN: (注)
  Re-type UserPIN: (注)

注) 本文字列が表示された場合は、パスフレーズを入力してください。なお、入力される文字はエコーバックされません。