サービスの状態を確認するコマンドです。サービスを起動/停止させるバッチファイルの中などで使用します。
記述形式
chksrv サービス名 {start|stop} |
オペランド
サービス名
状態を確認するサービス名を指定します。
start
サービスが開始しているかを確認します。
stop
サービスが停止しているかを確認します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | “start”オペランドを指定した場合は、サービスが開始していることを示します。“stop”オペランドを指定した場合は、サービスが停止していることを示します。 |
10 | “start”オペランドを指定した場合は、サービスが開始していないことを示します。“stop”オペランドを指定した場合は、サービスが停止していないことを示します。 |
20 | サービスが起動処理中であることを示します。 |
30 | サービスが停止処理中であることを示します。 |
40 | サービスが再開処理中であることを示します。 |
50 | サービスが一時停止処理中であることを示します。 |
60 | サービスが一時停止していることを示します。 |
-1 | その他のエラーが発生したことを示します。 |
標準出力
chksrvコマンドを起動すると、以下の文字列が標準出力(stdout)に出力されます。
サービスが開始している場合: | SERVICE_RUNNING |
サービスが停止している場合: | SERVICE_STOPPED |
サービスが起動処理中の場合: | SERVICE_START_PENDING |
サービスが停止処理中の場合: | SERVICE_STOP_PENDING |
サービスが再開処理中の場合: | SERVICE_CONTINUE_PENDING |
サービスが一時停止処理中の場合: | SERVICE_PAUSE_PENDING |
サービスが一時停止している場合: | SERVICE_PAUSED |
実行に必要な権限
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ)権限が必要です。
使用例
バッチファイルでの使用例を以下に示します。
サービスを開始させるバッチファイルの例
ジョブの正常終了コード上限値を0とした場合、以下のバッチファイルは、サービスが開始された時(終了コードが0)は正常終了となり、サービスが開始されなかった時(終了コードが10)は異常終了となります。
net start サービス名 |
サービスを停止させるバッチファイルの例
ジョブの正常終了コード上限値を0とした場合、以下のバッチファイルは、サービスが停止した時(終了コードが0)は正常終了となり、サービスが停止しなかった時(終了コードが10)は異常終了となります。
net stop サービス名 |