富士通ホスト側で印刷データを分割または帳票情報を連携する場合は、OSIV LISTVIEWの環境設定をします。印刷データを扱うJCLにOSIV LISTVIEWを組み込むことによって、富士通ホストの印刷データを、ファイル転送アプリケーションを使用してList Worksサーバに転送することができます。
印刷データの送信環境の構成図を以下に示します。
富士通ホストの印刷データをList Worksサーバに転送するため、印刷データを扱うJCLを以下のように修正します。
印刷データの出力先をスプールから出力先データセットに変更します。
出力データセットのレコード形式は、以下のいずれかである必要があります。
固定長レコードの場合:「FA」、「FM」、「FC」、「FBA」、「FBM」、「FBC」
可変長レコードの場合:「VA」、「VM」、「VC」、「VBA」、「VBM」、「VBC」
OSIV LISTVIEWを起動するためのジョブステップを追加します。
帳票情報は印刷データと1対1になるように作成します。
帳票情報(帳票名、作成者、登録先など)
既存の資源ファイル(イメージライブラリ、文字パターン辞書など)
ADJUSTの印刷資源連携(JODFRTRNユーティリティ:印刷データの変換)のジョブステップを追加します。
帳票情報を連携する場合は、さらに情報連携の設定が必要です。詳細は、“運用手引書”を参照してください。 |
定義例を以下に示します。
//JOBNAME JOB 課金情報 //STEP1 EXEC PGM= 帳票作成アプリ,REGION=4096K //SYSIN DD DSN= ~ //SYSPRINT DD SYSOUT=* //OUTLIST DD DSN=AAA.LISTVIEW.OUTDATA, ←(注1) C // DISP=(NEW,PASS) //STEP2 EXEC PGM=KODLVW,REGION=4096K, ←(注2) C // PARAM=’LSTDEF=DATA001’ ←(注3) //LVSPLIN DD DSN=AAA.LISTVIEW.OUTDATA,DISP=SHR ←(注4) //LVINFLIB DD DSN=A.LISTVIEW.DATA,DISP=SHR ←(注5) //LVPRINT DD SYSOUT=* //SYSIMAGE DD DSN=SYS1.IMAGELIB,DISP=SHR //SYSKPATN DD DSN=SYS1.KPATNLIB,DISP=SHR //
注1:印刷データの出力先データセット
注2:LISTVIEWを起動するためのジョブ制御文
注3:帳票情報定義のメンバ名
注4:印刷データファイル
注5:帳票情報マスタファイルのデータセット名
\JOBNAME JOB 課金情報,LIST=(A,JD,STEP) \STEP1 EX 帳票作成アプリ,RSIZE=4096 \ FD COIN=DA,FILE= ~ \ FD LIST=DA,VOL=WORKS,TRK=(1,1),SOUT=A \ FD OUTLIST=DA,FILE=(BBB.LISTVIEW.OUTDATA,OT) ←(注1) VOL=WORK01,TRK=(100,100) \STEP2 EX KODLVW,RSIZE=4096 ←(注2) \ PARA LSTDEF=DATA100 ←(注3) \ FD LVSPLIN=DA,FILE=BBB.LISTVIEW.OUTDATA, ←(注4) C VOL=WORK01 \ FD LVINFLIB=DA,FILE=B.LISTVIEW.DATA ←(注5) C VOL=WORK01,DISP=(DLT) \ FD LVPRINT=DA,VOL=WORK,TRK=(1,1),SOUT=A \ FD SYSIMAGE=DA,FILE=SYS.XSP.IMAGELIB \ FD SYSKPATN=DA,FILE=SYS.XSP.KPATNLIB \JEND
注1:印刷データの出力先データセット
注2:LISTVIEWを起動するためのジョブ制御文
注3:帳票情報定義のメンバ名
注4:印刷データファイル
注5:帳票情報マスタファイルのデータセット名