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Interstage List Works V11.0.0 環境構築手引書
FUJITSU Software

3.1.3 電子保存装置の環境設定

アプリケーションサーバがWindows/Solarisシステムの場合は、電子保存装置としてデータ転送コネクタを設定します。
Linuxシステムの場合は、電子保存装置としてList Works仮想プリンタを設定します。

(1) データ転送コネクタの設定(Windows/Solarisシステムの場合)

データ転送コネクタは、Windowsシステムの場合、【データ転送コネクタ一覧】ダイアログボックス、またはF5CWVPRT.EXEコマンドで作成します。

Solarisシステムの場合、lvprtadmコマンドで作成します。
最大65535個まで作成できます。

(2) List Works仮想プリンタの設定(Linuxシステムの場合)

List Works仮想プリンタは、Linux上のList Creator帳票をList Worksに登録するために必要です。

List Works仮想プリンタを、Linuxのアプリケーションを実行するサーバに作成します。Linuxシステムのlpadminコマンドで作成します。lpadminコマンドは、「/usr/sbin」ディレクトリに格納されています。

lpadminコマンドの使用方法をList Works仮想プリンタを作成/削除する場合に分けて説明します。

参照

lpadminコマンドの詳細については、“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。


lpadminコマンド(作成する場合)

List Works仮想プリンタを作成する場合の使用方法を説明します。


形式
          lpadmin     -p printer
-v lpd://host/printer

説明
-p

作成するList Works仮想プリンタ名をprinterに14文字以内の半角英数字で指定します。List Works仮想プリンタ名には、リストナビで作成した受信フォルダ名を指定します。

-v

リスト管理サーバのホスト名(注)をhostに8文字以内の半角英数字で指定します。printerには-pで指定したList Works仮想プリンタ名と同じ名前を指定します。「lpd://ホスト名/List Works仮想プリンタ名」の形式で指定します。

注:IPv4アドレスに対応づけられたホスト名を指定してください。

注意

-pオプションは-vオプションより前に指定してください。


使用例

List Works仮想プリンタを以下の内容で作成する場合の使用例を示します。

情報名

設定値

リストナビで作成した受信フォルダ名

lwprt

リスト管理サーバのホスト名

lwserver


#/usr/sbin/lpadmin -p lwprt -v lpd://lwserver/lwprt

lpadminコマンド(削除する場合)

List Works仮想プリンタを削除する場合の使用方法を説明します。


形式
          lpadmin     -x printer

説明
-x

削除するList Works仮想プリンタ名をprinterに14バイト以内の半角英数字で指定します。


使用例

List Works仮想プリンタ(lwprt)を削除する場合の使用例を示します。

#/usr/sbin/lpadmin -x lwprt