アプリケーションサーバがWindows/Solarisシステムの場合は、電子保存装置としてデータ転送コネクタを設定します。
Linuxシステムの場合は、電子保存装置としてList Works仮想プリンタを設定します。
(1) データ転送コネクタの設定(Windows/Solarisシステムの場合)
データ転送コネクタは、Windowsシステムの場合、【データ転送コネクタ一覧】ダイアログボックス、またはF5CWVPRT.EXEコマンドで作成します。
Solarisシステムの場合、lvprtadmコマンドで作成します。
最大65535個まで作成できます。
データ転送コネクタ
一意のデータ転送コネクタ名を指定します。
ホスト名
出力先のリスト管理サーバのホスト名、IPアドレス、またはドメイン名を指定します。
なお、ホスト名はIPアドレスとの対応がhostsファイルに定義されている必要があります。
受信フォルダ
リストナビで作成した受信フォルダを指定します。
ポート番号
ポート番号を1~65535の範囲で指定します。初期値は「9243」です。
なお、リスト管理サーバがマルチプロセス運用の場合、データ転送コネクタが接続するプロセスのポート番号を設定してください。
参照
データ転送コネクタの設定、および【データ転送コネクタ一覧】ダイアログボックスについては、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。
F5CWVPRT.EXEコマンドおよびlvprtadmコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。
(2) List Works仮想プリンタの設定(Linuxシステムの場合)
List Works仮想プリンタは、Linux上のList Creator帳票をList Worksに登録するために必要です。
List Works仮想プリンタを、Linuxのアプリケーションを実行するサーバに作成します。Linuxシステムのlpadminコマンドで作成します。lpadminコマンドは、「/usr/sbin」ディレクトリに格納されています。
lpadminコマンドの使用方法をList Works仮想プリンタを作成/削除する場合に分けて説明します。
参照
lpadminコマンドの詳細については、“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。
List Works仮想プリンタを作成する場合の使用方法を説明します。
lpadmin -p printer
-v lpd://host/printer
作成するList Works仮想プリンタ名をprinterに14文字以内の半角英数字で指定します。List Works仮想プリンタ名には、リストナビで作成した受信フォルダ名を指定します。
リスト管理サーバのホスト名(注)をhostに8文字以内の半角英数字で指定します。printerには-pで指定したList Works仮想プリンタ名と同じ名前を指定します。「lpd://ホスト名/List Works仮想プリンタ名」の形式で指定します。
注:IPv4アドレスに対応づけられたホスト名を指定してください。
注意
-pオプションは-vオプションより前に指定してください。
List Works仮想プリンタを以下の内容で作成する場合の使用例を示します。
情報名 | 設定値 |
---|---|
リストナビで作成した受信フォルダ名 | lwprt |
リスト管理サーバのホスト名 | lwserver |
#/usr/sbin/lpadmin -p lwprt -v lpd://lwserver/lwprt