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Interstage List Works V11.0.0 運用手引書
FUJITSU Software

2.4.1 オーバレイの種類

List Worksで扱うことができるオーバレイの形式を以下に示します。

種類

形式

説明

ドットオーバレイ

KOL1

富士通ホストのNLPやCLPなどのJEF印刷装置で使用するJEF形式のオーバレイです。

ベクトルオーバレイ

KOL5

富士通ホストのJEF/AP印刷装置で使用するJEF/AP形式のオーバレイ、およびFORMのFORMツールで作成したオーバレイです。

KOL6

FORMのPowerFORMツール、またはList Creatorデザイナで作成したオーバレイです。

扱う帳票によって、以下のオーバレイを利用できます。

扱う帳票

KOL1

KOL5

KOL6

富士通ホスト帳票

○ (注1)

×

NetCOBOL/MeFt帳票

×

○ (注2)

List Creator帳票

×

×

○:サポート

×:未サポート

注1) OPR用を除きます。

注2) FORMのFORMツールで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)のみ。ADJUSTで作成した場合は、FORMのFORMツールで開き、上書き保存してから使用してください。

ポイント

  • ベクトルオーバレイは、ドットオーバレイと比べて以下の特長があります。富士通ホスト帳票の場合、ベクトルオーバレイ(KOL5)を使用することをお勧めします。

    • 表示/印刷が鮮明になる

    • データ量が少ないため、クライアントで帳票を表示するまでの時間が短い
      (例 ドットオーバレイ:100KB → ベクトルオーバレイ:10KB)

  • 富士通ホスト帳票について、既存のままではオーバレイが扱えない場合や、ドットオーバレイをベクトルオーバレイに変更して使用したい場合があります。
    このとき、以下のようにオーバレイの種類を変更すると、使用することができます。

    • OPR用のオーバレイ → CLP用のオーバレイ

    • KOL1 → KOL5

    • KOL5 → KOL1

    オーバレイ制御文のオーバレイの種類を指定するオプションを変更して、ADJUSTで再コンパイルすることで、オーバレイの種類を変更することができます。

    参照

    詳細については、MSPまたはXSPの“ADJUSTのマニュアル”を参照してください。