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Interstage List Works for 大規模 V11.0.0 設計・運用ガイド

6.5.6 帳票数の確認

リスト管理サーバ、およびマイ コンピュータにおける帳票一覧の表示性能、印刷性能などを維持するため、定期的にフォルダ内の帳票の数を確認し、不要になった帳票を削除する必要があります。

保管フォルダ内の帳票数を確認する方法について、説明します。

参照

帳票の削除については、“6.5.7 帳票の削除”を参照してください。

保管フォルダの帳票数の確認

保管フォルダ内の帳票数を確認するには、以下の方法があります。

方法

対象

リスト管理サーバの帳票

マイ コンピュータの帳票

リストナビ

Webクライアント

×

lvchklsnコマンド

×

○:利用可能
×:利用不可


リスト管理サーバで保管フォルダ内の帳票数を確認する場合は、以下の方法が利用できます。

マイコンピュータの保管フォルダ内の帳票数は、リストナビで確認します。


保管フォルダ内に帳票が多く格納されている場合、帳票一覧の表示性能や検索性能などが劣化するなど、運用に支障をきたすことがあります。このため、定期的に保管フォルダ内の帳票数を監視し、不要な帳票を削除したり、保管フォルダを分けたり、対応を検討する必要があります。

参考

  • 保管フォルダ内の帳票数の監視は、保管フォルダ内の帳票数が変化しない状態で行うことが望ましいです。このため、登録処理や運用中を避けて行うことを推奨します。

  • 保管フォルダ内の帳票数の監視は、コマンドを利用して行うことを推奨します。

  • コマンドの実行をバッチやシェルとして作成し、定期的に自動実行する運用を推奨します。


(1) リストナビを利用する方法

リストナビの画面上で、保管フォルダ内の帳票数を確認することができます。


(2) Webクライアントを利用する方法

Webクライアントの画面上で、保管フォルダ内の帳票数を確認することができます。


(3) lvchklsnコマンドを利用する方法

lvchklsnコマンドは、一定の帳票数に達した保管フォルダに対して、警告メッセージを出力します。警告メッセージは以下に出力されます。

参照

lvchklsnコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
システムログ、実行履歴ファイルについては、“メッセージ集”を参照してください。

参考

lvchklsnコマンドは、スーパーユーザで実行してください。


lvchklsnコマンドの自動実行

lvchklsnコマンドを、SolarisシステムまたはLinuxシステムの起動時や定刻に実行するよう登録することにより、定期的に保管フォルダ内の帳票数を自動監視することができます。

使用例

土曜日の午前5時、以下の保管フォルダ内の帳票数を監視するように、SolarisシステムまたはLinuxシステムに登録します。警告を出力する基準となる帳票数は、いずれも1,000帳票とします。

対象保管フォルダ

監視結果の出力

/cyohyo/eigyo/営業一課

営業一課用 保管フォルダ

1,000帳票を超えた場合のみ、警告を出力する。

/cyohyo/eigyo/営業二課および配下のディレクトリすべて

営業二課用 保管フォルダ、および配下の保管フォルダすべて

チェックした保管フォルダすべての結果を出力する。


rootのcrontabファイルを作成し、crontabコマンドで登録します。ファイルには以下のように記述します。

参照

コマンドの登録の方法、およびcrontabコマンドの詳細については、“Solarisシステムのマニュアル”または“Linuxシステムのマニュアル”を参照してください。