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Interstage List Works for 大規模 V11.0.0 設計・運用ガイド

5.1 メモリ量の目安

メモリ量の目安を説明します。

リスト管理サーバ

リスト管理サーバのメモリ量は、以下の式で算出できます。

なお、システム全体で使用するメモリ量は、リスト管理サーバで使用するメモリ量にオペレーティングシステムで推奨されているメモリ量を加算してください。

使用メモリ量 = (Javaのヒープ域サイズ (注1) × リスト管理サーバの起動プロセス数 (注2) + 2GB)
                + 帳票仕分けの加算値 (注3)
                + 保管データベースの使用量 (注4)

保管データベースの使用量 = 800MB +(70MB × リスト管理サーバの起動プロセス数(注2))+ 共用バッファ(注5)

注1)ListServer.propertiesの以下のキーワードに指定した値の和+1024MB

注2)Linux版の場合は、必ず「1」を指定します。Solaris版の場合は、リスト管理サーバの運用形態により異なります。

注3)帳票仕分けを行う場合の加算値です。

帳票の種類

加算値

NetCOBOL/MeFt帳票
List Creator帳票

(注)

(24MB + ((n1 + n2)× 2KB + 3KB) × 仕分け後の帳票数) × プロセス多重度

n1:共通情報のKF/KCレコードの定義数
n2:個別情報のKF/KCレコードの定義数(最大)

注)加算値の最大値は 2GBです。

注4)List Worksサーバとは別にデータベースサーバを構築する場合は、不要です。保管データベースの使用量は、List Works組込データベースの使用量です。

参照

製品版のSymfoware、Oracleを使用している場合は、各製品のマニュアルを参照してください。

注5)必要な共用バッファ数を計算式で算出し、以下にあるrdbbufファイルをテキストエディタで開いて編集します。

    /etc/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/rdbbuf
BUFFER8Kに設定する値の計算式
   1フォルダあたりに保管する最大帳票数÷ 8 × 同時ログイン数

上記で算出した値に応じて、BUFFER8Kに以下のどれかの値を設定します。

  • 算出した値≦ 4317 の場合
    4317を設定

  • 4317 < 算出した値< 262143 の場合
    算出した値を設定

  • 262143 ≦ 算出した値の場合
    262143を設定


Web連携

Web連携は、以下のメモリ量が必要です。

参考

安定した運用を行うためには、コンテナ数を1~6としてください。コンテナ数が6を超える運用を行う場合、Webゲートウェイサーバを増設することをおすすめします。

使用メモリ量 = Javaのヒープ域サイズ(注)×起動コンテナ数 + 1024 MB ×起動コンテナ数

1コンテナあたり、Webゲートウェイサーバ経由で、リスト管理サーバに同時にログインできる利用者数は、最大500人です。

1コンテナあたり、Webゲートウェイサーバ経由で、リスト管理サーバに帳票一覧を表示、帳票の表示/印刷などの処理を、同時に依頼できる利用者数は、最大50人です。

注) ListGateway.propertiesの以下のキーワードに指定した値

          gateway.jvm.heap.xmx

リストファイリングサーバ

ハードディスク、CD-R、MOへのファイリングの場合は、以下の目安になります。

推奨実メモリ : 256 MB

使用メモリ : 2 MB


List Worksクライアント

List Worksクライアントのメモリ量は、以下の目安になります。

推奨実メモリ (注)

1GB以上

リストナビの使用メモリ

8 MB

リストビューアの使用メモリ

8 MB

注)Windowsのメモリスワップおよびオペレーティングシステムの動作メモリを考慮して、推奨する実メモリです。1つの帳票で外字やオーバレイを多数使用している場合や、大量にヒットする検索などを実行した場合は、より多くのメモリを消費します。


Webクライアント

Webクライアントのメモリ量は、以下の目安になります。

推奨実メモリ (注)

1GB以上

使用メモリ

18 MB

注)Windowsのメモリスワップおよびオペレーティングシステムの動作メモリを考慮して、推奨する実メモリです。