LISTVIEW、ListWORKS、List Works V6.0/6.0において「物理パス」であった帳票の格納場所の表記は、「論理パス」に変わりました。
保管フォルダは、List Worksの論理上の階層で管理されています。保管フォルダおよび保管フォルダに保管されている帳票の場所を表す階層構造は、ディスク上の階層構造を示す「物理パス」に対して「論理パス」という用語で説明しています。
「保管フォルダの帳票の論理パス」は、帳票が格納されている保管フォルダの場所を表す論理パスと、帳票のファイル名を区切り記号で繋げて記述します。
記述形式
保管フォルダの論理パスには、2つの形式があります。特に説明のない限り、どちらの形式を使用しても構いません。
保管フォルダの論理パスの形式を、リストナビの保管フォルダの一覧に表示される、以下の構成を例にして説明します。()内は可変であることを示します。
\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名) Windows版の場合 /(保管フォルダ名)/・・・/(保管フォルダ名) Solaris版/Linux版の場合
第1階層から、保管フォルダ名を階層に従って記述する形式です。
例) Windows版の場合 : \営業部\売上一覧 Solaris版/Linux版の場合: /営業部/売上一覧
(ドライブ名):\(第1階層のフォルダ名)\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名) Windows版の場合 /(第1階層のディレクトリ名)/(保管フォルダ名)/・・・/(保管フォルダ名) Solaris版/Linux版の場合
第1階層の物理パスに続けて、第2階層以下の保管フォルダ名を階層に従って記述する形式です。Web連携機能APIやサンプルJSPでは、この形式で指定します。
リストナビの保管フォルダのプロパティにおける【詳細】タブの「フォルダの場所」は、この形式で表示されます。
例) Windows版の場合 : D:\eigyo\売上一覧 Solaris版/Linux版の場合: /home/eigyo/売上一覧
注意
Solaris版/Linux版では、優先的に形式2で指定したとみなして論理パスを処理するため、形式1で指定した場合、意図した結果にならず、エラーとなる場合があります。このため、保管フォルダの作成時は、第1階層の論理パス(形式1)が、別の保管フォルダの論理パス(形式2)と同じにならないようにしてください。
クライアント機能オートメーションでは、特に指定のない限り、以下の形式で指定します。サーバ上の保管フォルダ、またはマイ コンピュータ上の保管フォルダで形式が異なります。なお、メソッドによっては、「形式2」で指定する必要があります。
参照
各メソッドで指定するパラメタの詳細については、“APIリファレンス”を参照してください。
(サーバ名)\保管\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名) サーバの保管フォルダの場合
(マイ コンピュータ)\保管\(保管フォルダ名)\・・・\(保管フォルダ名) マイ コンピュータの保管フォルダの場合
(注)
例) サーバの保管フォルダの場合: Server\保管\営業部 マイ コンピュータの保管フォルダの場合: マイ コンピュータ(注)\保管\営業部 注:「マイ コンピュータ」は半角文字