ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works 帳票保管活用機能トラブルシューティング

3.2.6 Systemwalker ListWORKS、またはList Works 6.0から移行した場合、保管フォルダ名の一部が“_”(全角アンダーバー)になる。

[発生するVL]

Solaris版V8.0.0以降

[原因]

Systemwalker ListWORKS、またはList Works 6.0で環境変数 ICONV_CONVERT_TYPEに「euctype=s90」が設定されていた。

[説明]

List Works 8.0.0以降では、ICONV_CONVERT_TYPE を EUC(U90)で運用しています。EUC(S90)とEUC(U90)は縮退文字(旧字体/新字体)の仕様が異なるため、標準コード変換での扱いが異なります。このため、標準コード変換に失敗し、代替文字である“_”(全角アンダーバー)に変換されます。なお、本現象は富士通ホスト帳票で多く発生します。

[対処]

移行するときは、移行先サーバのEUCコード系をEUC(S90)に設定する必要があります。

移行しなおしてください。EUC(S90)環境からEUC(U90)環境に移行するときの手順は、以下のとおりです。なお、移行ツールの実行手順については、“環境構築手引書”を参照してください。

  1. 環境変数 ICONV_CONVERT_TYPE に「euctype=s90」を設定する。

  2. List Worksサービスを再起動する。

  3. 保管フォルダを復元する。

  4. 移行ツールを実行する。

  5. 1の設定を元に戻す。

Charset Managerを導入していない場合は、Charset Managerの導入をご検討ください。

Charset Managerを導入しない場合、管理情報(帳票名やコメントなど)や保管フォルダ名では、以下の文字は使用できません。